女の取扱説明書 (SB新書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797398243

感想・レビュー・書評

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  •  内容としては少し浅いが、サックリ読める新書としてはこんなものか。上手く言えないが、全体的に「馬鹿な男」向けに書かれているなと感じた。「俺を困らせる理解不能な女をどう取り扱うか」というのがすでに若干の上から目線を感じる。その「対策」の多くも「適当に相槌を打ちましょう」「まず肯定しましょう」「そんなものだと思いましょう」というもの。そして「女は男への期待値を下げましょう」とのこと。まあその通りではあるのだが、男も女も不快に感じそうな文章が見受けられた。

     ただ参考になる点はいくつもあった。
     女が大変な理由が、主にホルモン(エストロゲンとプロゲステロンで体調がめちゃくちゃにされる)と脳の構造(前交連が太く感情の情報量が多い)という二つの観点から説明されていて、「それならしょうがないな」と思える内容になっていた。
     また、「女性は不満をずっと覚えている」というのは前から聞いていて、「じゃあどうしようもない、解決策がないじゃないか」と思っていた。しかしこの本では「ネガティブな感情はポジティブな感情で薄めよう」と書かれていて、なるほどそれならできることがある、と何度もうなずいてしまった。

     上から目線にならず、この本の内容をうまく取り入れていきたい。

  • 夫婦生活を円満に過ごすための秘訣が満載である。女性の特質が網羅されていて、なるほどその通りだとうなづくことばかり。男性必読のバイブルである。これを男が実践すれば、離婚はこの世から失くなるかも。

  • 今までもやもやしていたものが言語化されていて、あるある!とか自分だけじゃなかったんだ!ということが詰まってた。兎にも角にも鉄ですね。この本のおかげで自分をより客観的に見れるようになった気がする。

    あと一つ気づいたのは、私の夫はとても理解があり(もしくは我慢してくれていて、見せていなかっただけかもしれないけれど)素晴らしい人物であるということ。

  • 勉強になった。
    わかりやすかった。

  • 自分を困らせる女をどう扱えばうまくいくか?→本書のテーマ 行動学、性差、脳科学、心理学、分子整合栄養医学…から分析
    男女のどちらが読んでもすぐに活用できるネタ

    3組に1人の夫婦が離婚☆説明× 出生数≒死亡数⇒生まれた子はすぐ死ぬと言っているのと同じ理論

    アドバイスをすると怒られる→聞き役に徹する・結果結論を求めない 15分聞く時間を持つ 愚痴はBGMと心得ろ!

    話を聞いて真面目に答えたら不機嫌になる→女の質問=自分のための確認作業
    生理周期が関係→一定の体調で進むとは限らない 今日は元気でも明日は不調かもしれない→今できる最善のものを選びたい
    買い物→自分の中ではほぼ結論→確認したいだけ
    買い物は別行動にする→女性が約束の時間に遅れても怒らないこと 男女は互いにエイリアン

    記念日に執着する
    女性→恋→エストロゲン→記憶力アップ
    メールを放って置かれると悪いことばっかり考え→私のことを大事に思っていない!と思考
    記念日メモやアラーム設定

    男女→感情を記憶する場所が異なる 男→扁桃体 女→扁桃体と大脳皮質、前頭葉

    扁桃体は短期記憶 女→扁桃体に加えて大脳皮質も使い長期記憶形成 女→過去の嫌な感情を覚えている

    右脳と左脳を結ぶ前交連→女性は太い→感情が豊か→多くの情報を流せるが処理能力超えるとパニック

    〇血糖値を乱降下させない糖質が少ないもの→ナッツ、アーモンドミルク、豆乳ヨーグルト、ココナッツ、ヨーグルトナッツ、ビターチョコレート、ノンカフェインのもの→感情のアップダウンを落ち着かせる

    小さいものは何だってかわいいと言う→産み育てる性

    女性の準備は不安との戦い 子供連れ→何倍も膨らんだ不安 毎日の出勤前はルーチン準備なので得意
    大体10分待つと見積もって時間設定 待っている間に家事☆夫婦円満に繋がる

    男の価値=隣にいる女の価値と判断→男の身だしなみを指摘したくなる

    女性ホルモン エストロゲンとプロゲステロン
    ①月経期 月経痛、頭痛、貧血、疲れやすい→うつ気味
    ②卵胞期 気分上昇 エストロゲン(卵胞ホルモン)上昇
    ③排卵期 気分下降 プロゲステロン(黄体ホルモン)上昇
    ④黄体期 イラッと不調 プロゲステロン(黄体ホルモン)急降下→むくみ、だるい、イライラ、不安、過食
    一月の半分が不安定な時期

    家で守らないといけない謎のルールをどんどん設ける→心身が不安定→癒しを求める→インテリア、雑貨にこだわる、周囲の環境整えたい

    筋肉に熱を作る働き→エアコンの設定温度の男女差

    部屋を散らかす男→マーキング・無意識の領域拡大

    女性の脳→右脳左脳を同時に使うマルチモードの脳
    男→ワンモードの脳→微妙な変化を汲み取ることが苦手

    男の目の網膜細胞→方向、動きに敏感に反応
    女→色、質感、微妙な違いに反応
    脳や網膜の構造が男女は違う

    家事の指示→細かく具体的に教える

    イライラしやすい女性 鉄不足ハッピーホルモンセロトニンの合成に必要なミネラル 牛肉、あさり、かつお、マグロ、レバー
    外食→焼肉、しゃぶしゃぶ、焼き鳥、鉄分

    話を聞いてもすぐ忘れる夫→ナイアシン不足 魚に多い

    高価なシャンプー 嗅覚は敏感かつダイレクト刺激→大脳辺縁系→快・不快の本能的な部分に反応 緊張ほぐれ、楽しい気分→アロマ
    セロトニンが足りない分を手っ取り早くドーパミンで補う→ご褒美を欲しがる

    ×ご褒美のアイス 糖質→瞬間的に幸福感→すぐに低血糖 アイス・チョコは体内の少ないセロトニンを絞り出しているだけ→満足できずさらにアイス→負のスパイラル
    〇肉食 動物性たんぱく質→疲れたら焼肉、間食はゆで卵

    女性→月経周期の影響、脳内の情報やり取り豊富→不安を増幅しやすい
    夫のこづかい→夫の社会的な見栄のためには予算外の出費を許可してあげましょう!

    女性の買い物中→ドーパミン→物欲は枯れることなし/脳活性化・前向きに考える力も醸成→毎月の家計やりくり

    快感刺激がないとストレス・買い物でガス抜き〇

    男が憧れる田舎暮らし→立体的な空間を認識することが苦手な女性→どこまで行っても変化の少ない田舎は飽きてしまう。
    視覚 光に反応する細胞・杆状体 質や色に反応する細胞・錐状体(P細胞とつながる) 網膜全体にM細胞
    男→M細胞多い 女→P細胞多い

    定年後の田舎暮らし→週に1度、月に1度は都会に出かける機会を快く許す→妻の脳が満足

    夫婦には距離感必要
    解糖系(酸素使わず糖を分解しエネルギー)→子供・若い男性
    ミトコンドリア系(脂肪、糖、タンパク質を原料に酸素を使いエネルギー生産)→女性

    中高年になると男もミトコンドリア系へ→リビングに一緒にいると酸素を共に使い酸欠状態へ→☆酸素の濃度が変化するなどありえるのか?大袈裟すぎ

    メイク、髪型の変化に気づかない→いいね!と夫に共感して欲しい心理・〇なんかいつもと違うね!

    ×「化粧の違いは分からないが時間がかかったのは分かる!」

    オランダのある研究 ヒップに対するウエストの比率が0.1増えると受胎率が30%ダウン ヒップ1・理想ウエスト0.7 H85ならW59.5
    男にしてみれば太っていようが痩せていようが1対0.7の比率であればよい。

    カロリー制限より糖質制限 ×おにぎり、パン、パスタ、麺、菓子パン 〇肉、魚

  • <目次>
    はじめに
    第1章 コミュニケーション
    第2章 感情
    第3章 行動・計画
    第4章 家庭生活
    第5章 趣味・嗜好・美容
    おわりに

  • 面白い!勉強になりました。

  • 「話を聞かない男地図の読めない女」が2002年。それ以降、いろいろな分析本が出ている。

    男と女のすれ違い、永遠のテーマ。

  • 黒川伊保子の『妻のトリセツ』の焼き直しみたいなもの。
    内容は中身を薄くした感じで新規に得られる情報ほぼなかった。
    参考図書が国内の男女関係本ばかりで、専門書や海外のものが全然ないため偏っているように感じる。

    我が家では自分が女性寄り、妻が男性寄りなのか、本書で提示されている特徴のほとんどが逆転していた。やはり参考にならず。

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著者プロフィール

心療内科医。医学博士。日本薬科大学薬学部教授。静岡県生まれ。東京医科歯科大学卒業。現在、ひめのともみクリニック院長として診察を行うかたわら、ストレスによる病気・症候群などに関するコメンテーターとして、テレビ東京系列『主治医が見つかる診療所』等のテレビ番組や新聞・雑誌等で活躍。
著書には『心療内科に行く前に食事を変えなさい』(青春出版社)、『美しくなりたければ食べなさい』(三笠書房)、『成功する人は缶コーヒーを飲まない』(講談社)、『心療内科医が教える疲れとストレスからの回復ごはん』(大和書房)など多数。

「2020年 『認知症になりたくなければラーメンをやめなさい』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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