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- Amazon.co.jp ・本 (79ページ)
- / ISBN・EAN: 9784797479515
感想・レビュー・書評
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素敵な作品ではあると思いますが、個人的には好きではありませんでした。
こういった手紙を受け取ることで、心が軽くなったり暖かくなったりするのであれば、それは手紙屋さんにとっても受取人にとっても良いことだとは思います。
ただ、私が失った友人からの手紙をこのような形で受け取りたいとは、素直な心で読んでみても思うことはできませんでした。
受け止め方は、人それぞれですが。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
死んでしまったり居どころがわからなかったり、もう会えない人の言葉が欲しくなることがある。
「あの人ならどんな風に言ってくれるだろう」「あの時何を言おうとしたのだろう」
当然その答えが出ないことも現実としてわかりつつ、その答えが返ってきてくれないかと、心のどこかで望んでいたりする。
そういう願いを叶えてくれる“手紙屋さん”のお話。
依頼書と、それに対する手紙。シンプルにその2つで構成されている本。
ある意味、霊的な力のない“イタコ”みたいだと思った。
それが求めてる相手からの言葉ではなくても、誰かを介して与えられた言葉を聞いて、安心したり納得したり。
辛い別れ方をしてる人なら尚更、こういうものを信じてみたくなると思う。
あとがきに書いてあった著者の経験を読んで、どうして手紙屋さんというものを始めたのか、いきさつと著者の苦しみが少しだけ解る。
手紙を書くことは著者にとっての罪滅ぼしのようなものなのかもしれない。
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