口笛の歌が聴こえる (新風舎文庫 あ 100)

著者 :
  • 新風舎
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (497ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797490701

感想・レビュー・書評

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  • 嵐山光三郎といえば、私にとっては、いいともの人の良さそうなオジサン・・・という印象。だったので、こんなに破天荒な若者だったのだなぁとビックリしました。

    読み始めは、時代背景がよく理解できず、なかなか入り込めませんでしたが、ちょこちょこ出てくる実名の登場人物・・・ほんのちょっと出てくるだけなのに、いちいち「へーそうなんだ~。この人ってこんな風だったのか」とかこの人とこの人繋がってるんだ・・・とか読んでるうちに楽しくなって、後半はかなり面白かったです。

    若者にものすごいパワーが漲っていた時代なんだなって思います。
    何かを残して(それが一般的には悪いこと・・・だったとしても)、自分の生きた証をつくること、それがカッコいい時代だったんだろうなと思います。
    そして、本当にその時代が残した、カッコいいものや人ってたくさんありますね。

    今の若者の覇気のなさ(自分が年をとってそう思うのか)物足りない気がしてしまいました。

  • 031027

  •  自伝的小説。あの温厚な笑顔の裏に、このような無頼生活があったとは。

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著者プロフィール

嵐山光三郎(あらしやま・こうざぶろう):1942年、静岡県生まれ。『素人庖丁記』により講談社エッセイ賞受賞。『芭蕉の誘惑』によりJTB紀行文学大賞受賞。長年の薀蓄の末に到達した芭蕉像を描いた『悪党芭蕉』で、泉鏡花文学賞、読売文学賞をダブル受賞。他に『文人悪食』『追悼の達人』『「下り坂」繁盛記』『不良定年』『ごはん通』『「世間」心得帖』『年をとったら驚いた!』『枯れてたまるか !』『超訳 芭蕉百句』など著書多数。

「2024年 『老人は荒野をめざす』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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