- Amazon.co.jp ・本 (374ページ)
- / ISBN・EAN: 9784797680300
作品紹介・あらすじ
女陰語はいやらしい言葉ではなかった! 多重円を描く方言分布図を丹念に辿り、その起源を究明。マラの梵語説を覆し、辞書のミスを指摘する。言葉の奥にある心にも迫る、空前絶後の女陰・男根語研究書!
感想・レビュー・書評
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人気番組「探偵!ナイトスクープ」のプロデューサーだった松本修氏が番組では、放送禁止コードに引っかかるため残念ながら取り上げられなかった女陰・男根に関する日本語について全国分布をまとめたものです。新書なのですが、学術的にもきちんと調査されていて日本国民必読の内容です。松本氏の文章もどこまでも紳士的で好感が持てます。卑猥・穢れ・下品・変態などの負のイメージが強い言葉ですが、ルーツを辿れば気品のある素晴らしい言葉でした。
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「アホ•バカ分布考」ほどのインパクトはなかったかなあ。。
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始まりは23年前のナイトスクープの依頼、性器の呼称について大真面目に分布図をまとめている本です。まさかの350ページです。
女性のは放送禁止用語なんですね。男性のはいいのに。
オメコやマラは聞いたことあるけどホト、マンジュー、ボボ、ヘノコ、カモ、シジとか聞いたことなかった!
饅頭とか辺野古とか… -
2/18は「方言の日」
放言の収集・分析・検証によって、学術的レベルで隠語を突き詰めた一冊。
新書大賞2019、19位! -
あの「アホ・バカ分布考」の探偵ナイトスクープ松本さんが、同じく投書をもとに男根と女陰の名称を調べたという大作。
いやいや、文化人類学ですよ。民俗学。アホ・バカと同じように、京都を中心とする同心円で言葉が伝わっていくということと、性がタブー視され言葉が秘められること、いろんなテーマが含まれています。
放送禁止用語になって、番組で取り上げられることがなかったのが残念です。 -
読んでもモヤっとするだけ。
無駄に会話シーンの再現が多く、本の厚みは即ちこの会話シーンの無駄な内容で膨れ上がっただけのものだとしか思えない。
肝心な語源の説明などになると筆者のコジツケや「そうであって欲しい願望」、ほかにも、私はこっちの方が好きだからこうでしょう、みたいな意味不明な理由で説明をまとめ、取材や調査の背景にあった個人的な交流や思い出を美談的にケツに付け足して色を添え、終わり。
これで1100円税抜。
「そこのあなた!ニヤけてないで。」(本帯)
いやいや、全く面白くなく、ニヤけるポイントがみつからない。
「本書はまことの学問です。」(本帯)
学問かじった素人のエッセイにしか思えない。
学問やと言う割に、冒頭部でしっかり自分の業績自慢、終いには方言研究の徳川先生と交流があると言い出したかと思いきやまさかのダメ出し。
大学で講義受け持った時に誰それさんを讃えました、ってあなた何様?
勘違いさんの勘違いな本。
可也頑張って読んだが、最後まで辿り着く気力なく、売却。