わたしの心のレンズ 現場の記憶を紡ぐ (インターナショナル新書)

著者 :
  • 集英社インターナショナル
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797681017

作品紹介・あらすじ

ベトナム、カンボジア、アウシュビッツ、ウクライナ、ニューギニア……
撮影現場の記憶から写真家が考える共存への道。
写真家の著者は約半世紀にわたり、世界各地を取材。ベトナム、カンボジア、アウシュビッツ、そして広島、長崎、沖縄……など、とりわけ戦争の悲劇に襲われた地での撮影・取材を続けてきた。コロナ禍によって取材がままならない中、一旦立ち止まる。それらの場所を振り返り、世界は今も戦争の影響下にあることを強く訴える。戦地だけでなく、ニューギニアなどで行った人びとの生活への取材、コロナ禍の日本への観察から、人間のあり方をあらためて学び、戦争、差別をもたらす「何か」とそれを生き延びる道を考える。著者撮影の写真も掲載。

目次から
第一章 歪んだ日常 コロナ禍に思う
第二章 戦禍〜不条理から ベトナム、ユダヤ人強制収容所、カンボジア
第三章 戦争の終わりとは何か 広島、長崎、沖縄
第四章 本当の共存について ニューギニア


【著者略歴】
大石芳野(おおいし よしの)
写真家。日本大学藝術学部写真学科卒業。元東京工芸大学芸術学部教授(現在は客員教授)。戦争、内乱後の市民に目を向けたドキュメンタリー作品を多く手がけ、ベトナム戦争、カンボジアの虐殺、スーダンのダルフールの難民、広島、長崎の被爆者への取材を続ける。またニューギニアなど世界各地の人々の暮らしに寄り添う視線からの写真作品にも定評がある。著書に『小さな草に』(朝日新聞社)、『沖縄 若夏の記憶』(岩波書店)、写真集に『長崎の痕』『戦争は終わっても終わらない』(共に藤原書店)、『戦禍の記憶』(クレヴィス)など。

感想・レビュー・書評

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  • 「わたしの心のレンズ」大石芳野著|日刊ゲンダイDIGITAL
    https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/book/309834

    わたしの心のレンズ | 集英社インターナショナル 公式サイト
    https://bit.ly/3CfFdCn

    わたしの心のレンズ 現場の記憶を紡ぐ/大石 芳野 | 集英社 ― SHUEISHA ―
    https://www.shueisha.co.jp/books/items/contents.html?isbn=978-4-7976-8101-7

  • 第一章 歪んだ日常
    コロナ禍に思う
    差別~意識と無意識
    三人の少年

    第二章
    戦禍~不条理から
    ベトナム
    音楽と力ーゲットー
    カンボジア~心に潜む魔性

    第三章 戦争の終わりとは何か 広島、長崎、沖縄
    被爆者の同心円ー秋月辰一郎医師と被爆者
    進化する被爆者治療
    焼き場に立つ少年
    沖縄

    第四章 本当の共存について ニューギニア
    聖霊と共に森で暮らす高地民
    メラネシアン・アートの人びと
    戦場ウクライナ考

  • ふむ

  • 何処の国も加害者の歴史を学ばないと平和はやって来ない!

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著者プロフィール

●大石芳野(おおいし・よしの) 東京都出身。写真家。日本大学芸術学部写真学科を卒業後、ドキュメンタリー写真に携わり今日に至る。戦争や内乱、急速な社会の変容によって傷つけられ苦悩しながらも逞しく生きる人びとの姿をカメラとペンで追っている。2001年土門拳賞(『ベトナム 凜と』)、2007年エイボン女性大賞、同年紫綬褒章ほか。

「2015年 『戦争は終っても終わらない』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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