昆虫カメラマン、秘境食を味わう 人は何を食べてきたか (インターナショナル新書)

著者 :
  • 集英社インターナショナル
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797681338

作品紹介・あらすじ

「ジャポニカ学習帳」の表紙を飾る多彩な昆虫や植物を撮影してきたカメラマン、山口進。撮影の旅の先々での知られざるエピソードとともに、現地の個性的な食文化を紹介していくショートエッセイ。見たこともない昆虫や植物の姿をフィルムに収めるため、駆け巡った世界各地の秘境。自然による予期せぬ災難、ちょっとイリーガルな潜入取材、空振りに終わった取材がきっかけで出会った病みつき食材の話など、便利な文明生活の中では起こり得ない冒険譚と、秘境ならではの食事が交錯していく。見た目の悪いヨーグルト、タガメの香辛料、おかずがわりのトウガラシ……。思いがけない食文化へのカルチャーショックが、現地で出会った人々の暮らしに潜む悲喜こもごも、食の形成と歴史の関係、自然界の巧妙さなどと結びつく。「集英社クオータリー kotoba」で5年にわたり連載され、好評を博した「人は何を食べてきたか」の新書化。連載時に使用できなかったものも含め、100点を超える貴重な写真も掲載する。【目次より抜粋】第1章 香料諸島をゆく ――パペダの魅力第2章 ザイール川をゆく ――マニオクの力第3章 ニューギニア高地をめぐる ――辺地のサツマイモ食第4章 ベトナム山岳地帯を歩く ――美しい棚田とコメ事情第5章 メキシコの宝・バニラ ――頭のハチがもたらしたもの第6章 スマトラの僻地を歩く ――シナモンは毒の香り第7章 国を挙げるに値した香り ――黄金のスパイス、丁子第8章 ウォレスの足跡をたどる ――贅沢へ誘うナツメグの香味第9章 最もシンプルな食事 ――最後のおかずはトウガラシ第10章 コイコイ族のパンとバター第11章 メンダーは母の味第12章 悪魔の囁(ささや)き、テンペ中毒第13章 天空のヨーグルト第14章 ウチワヤシの宴第15章 孤島のヤシ第16章 マリポサの漁第17章 ジャガイモの力と人間の叡智第18章 奴隷に支えられた不思議な食べ物第19章 悪臭が芳香に変わる時、テラシ第20章 胡椒を食べる【著者略歴】山口 進(やまぐち・すすむ)昆虫植物写真家。1948年、三重県生まれ。大分大学経済学部卒業。「花と昆虫の共生」をテーマに世界各地で取材や撮影をした。NHK『ダーウィンが来た』などのテレビ番組に出演。『地球200周! ふしぎ植物探検記』(PHPサイエンス・ワールド新書)、『珍奇な昆虫』(光文社新書)など、知られざる昆虫や植物を紹介する著書多数。『万葉と令和をつなぐアキアカネ』(岩崎書店)で、第61回(2021年度)日本児童文学者協会賞を受賞。

感想・レビュー・書評

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  • 「ジャポニカ学習帳」表紙写真のカメラマン。秘境食的なのは苦手なので知りたくないが、著者が体験したいろいろなことを知りたい気持ちが上まわるので読みたい

    #昆虫カメラマン、秘境食を味わう
    #山口進
    23/12/7出版

    #読書好きな人と繋がりたい
    #読書
    #本好き
    #読みたい本

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  • 昆虫写真家、山口進さんの取材の中で出会った様々な食事の体験。言葉はほとんど通じていない現地の人々になぜか溶け込み、一緒に食事される、その人間力に感服。
    もっとご活躍いただきたかった。

  • 昆虫食というわけではない。

  • ジャポニカ学習帳の表紙の昆虫写真で知られる筆者。昆虫の種類のおおい熱帯地方を中心に取材旅行で出会った多くの食材。
    主に炭水化物とタンパク質を秘境出どのように手にしているか。

    目ただないが筆者の各地域での人々のコミュニケーション能力は相当なものだろう。

    写真がカラーであればなお良かった。

  • 京都府立大学附属図書館OPAC↓
    https://opacs.pref.kyoto.lg.jp/opac/volume/1280929?locate=ja&target=l?

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