イライラしないママになれる本 子育てがラクになるアドラーの教え
- 秀和システム (2015年12月24日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (196ページ)
- / ISBN・EAN: 9784798045344
作品紹介・あらすじ
叱っても叱っても、言うことを聞かない。うちの子はどうしてこうなの!とイライラしているお母さん。叱るよりもずっと効き目のある方法があります。それが、自分からやる子を育てるアドラーのメソッドです。
感想・レビュー・書評
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アドラー心理学は、本人の本を少し読んだが、本書はわかりやすくまとめ、育児と結び付けている。
著者自身の子育てについてもなかなか赤裸々に書かれており、共感しながら読めた。
怒りは二次感情であるとか、ほめるのと叱るのはコントロールしようとしている点で同じとか、私には受け入れやすく子育ての手がかりになりそう。
ただ、わかりやすいけれども、これはアドラー心理学なんだろうか…?それを誰かが解釈して更にそれを誰かが解釈して…となっている部分もあるんじゃ…?
特に後半はアドラー関係なくよく聞くようなものが続いたので、著者が自分の考えに引き寄せすぎていないか、ちょっと疑問。
それはそれで、著者の考えをいいと思えればいいのかもだけど。
あと、課題の分離とか、わかってるんですよ…わかってても出来ない時は出来ないんですよ…とうなだれた…そこはもちろん、本書じゃなくて私の問題なんだけど…。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
アドラーの心理学の、子育てに関する考え方を、わかりやすく噛み砕いて書かれている本。
筆者の経験を元に書かれており、「あー、わかるわかる、うちもそうだった」などと共感しやすく、かつ、ああしましょう、こうしましょうといった育児本に良くある育て方指南書ではなく、ちょっとした工夫で子供との関係が円滑になるヒントや、怒り感情のコントロールの仕方など、育児だけでなくその後にも活かせる心が楽になる方法が書かれています。
そのせいか、読んで却って追い詰められるということはないのでは。 -
子供へイライラをぶつけてしまうことに悩んでいたので読んでみた。
よくあるイライラを鎮めるテクニックを実践するのは難しいけれど(テクニックを試す前に爆発してしまうので)、この本に書かれているのは、子供自身に対してや子供が取る行動についての考え方を見直すことに重点を置いて、そもそも腹が立つことが少なくなるように導いてくれる。
考え方を改めてみてからは子供に大声で怒っていないので、今のところかなりの効果を感じている。 -
子供とのやり取りの中、状況応じてのhow toや怒りに対するメカニズムを知ることができます。そのため、どう子供にアプローチしたら良いか、怒りのときはどういう思考になっているかが分かることから、根本的な怒りが湧きにくくなります。
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子育てに迷ったら何度でも読み返したい
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大変ためになった。
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聞いたことはあったアドラー式。
読んでみてすごく面白かった!手がかかるようになってきて悩んでいたので、参考になった。
小学生になった頃、また読みたい。 -
アドラー心理学の本はたくさんあれど、困っているママがすぐに実践できる本書は有用。
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セルフトークで、自分へのダメ出しをしない!
怒りの目的
・支配(子供を思い通りにしたい)
・主導権争い(子供の人生に干渉したい)
・権利擁護(「親に口答えしないの。」)
・正義感の発揮(親は正しい)
1.イラッとしたら、一次感情を探す。
(焦り、心配、不安、寂しさ、悲しみ、落胆など)
2.一次感情を、「私」メッセージで表現する。「You」メッセージは相手への攻撃
外発的動機づけ:「ほめる」「叱る」
内発的動機づけ:「共感」「尊敬」「信頼」
勇気づけるポイント
①感謝の気持ちを伝える
②結果ではなく、努力やプロセスに対してヨイ出しする
③聴き役に徹する
④他人ではなく、過去と比べての成長を認める
⑤失敗を許容する。
×原因:「なんで~したの?」
○目的:「なんのために~したの?」
「困った場面」の対処法
①子供がダラダラする時
ー親は何もしない(課題の分離)
②「リフレーミング」
③自分で決めて行動するのを待つ
④手が出る子は「困っている子」
ー他の方法を一緒に考える。
勇気のある人は、リスクを引き受ける能力を持てる人です。
転ばぬ先の杖は要らない
寝ている間に、手のひらからささやかな勇気づけをする。 -
自分の体験をもとに、実感を込めて、具体的かかれているのが良かった。
考え方の基となっている、アドラーの心理学について知らなかったが、コーチングなどのメソッドにも似ていると思った。
感情のコントロールと共感力が大事だということ。
○感情のコントロール
・怒り」には後ろに本当の感情が隠れていて、二重構造になっている。
○共感するメッセージの出し方
・ほめて育てることの副作用。→叱ることとほめることは一緒。(上下関係をつけ、子供を操作する)
・勇気づけで困難を乗り越える活力を出す。
勇気づけの土台は「共感」「尊敬」「信頼」
・YOUメッセージは相手への攻撃
・ダメ出しではなくヨイ出しをする。
・「原因」ではなく行動の「目的」に注目しよう
○考え方
・リフレーミングで「そのままの自分」をプラスに受け止める。
ただ、頭でわかっていても、子どもに対してやるのは難しそうだと思う。仕事ではつかえる気がする。
それは、やはり肉親ではなく一定の距離がある人間関係の方が頭を冷静にコントロールできるからではないか。
ただ、距離がありすぎると、信頼関係がなく、上っ面だけの美辞麗句の薄っぺらい発言になってしまい。うまくいかない気もする。 -
やさしく自分の体験記などを交えて語りかけるような本で、読了感はよかったです。内容は、一度は読んだことがあるけど、実践はできてないような内容で、読むだけじゃだめだなーと思いました。
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子育てでイライラしてしまう日々。見かねた夫が私へ買い与えた本。読み終わったけど今のところうまく活用できず。アドラー流勇気付け子育てができるようになるには訓練も必要かと思う。でもまた読み返したいと思う本。
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アドラー心理学を紹介した「嫌われる勇気」「幸せになる勇気」に続いて読んだ。子育てに実践してみようと思う。