- Amazon.co.jp ・本 (175ページ)
- / ISBN・EAN: 9784798139616
作品紹介・あらすじ
もはやネットさえも儲からない時代。再生・成長の手がかりはどこにあるのか?
アマゾンにも負けない本当に強い店になる、強い事業を生み出すのに必要な考え方を、全国に根強いファンをもつ、カリスマコンサルタントがお教えします。
感想・レビュー・書評
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選ばれる理由を突き詰める。
選ばれる理由フレームワーク
商品
デザイン、機能、パッケージ
サービス
プレサービス、購入時サービス、アフターサービス
これわかりやすい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ECコマースについて書かれた本
ストーリー性やビジネスモデルを考える
参考の1つになった。 -
収益性が低く、ニーズが高い領域を狙うのがおすすめ。収益性が高くニーズが高いところはレッドオーシャン。
パッション、ポジション、ミッション。
子供の頃や、社会人になるまでにどんなことに興味があったか。 -
・アールウェディング:引き出物販売
・中小が生き残るのは、メーカー化か、サービス業化
・ウォンツの行きつく先が、アマゾン。なので、選ばれる理由を。お客様を絞り込む -
エンジェル宅配便はなかなかユニークな脱コスト競争の一例でした。その源泉はお客様のために「何か」したいという思い。…。そこに興味が湧き、アイデアをいただきました。
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誰も勝者がいない競争環境の中で、強さを維持する会社の価値を、誰でも知っている3c分析を少しだけ使いながら説明しています。
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エンジェル宅配
ozie
近江牛ドットコム -
価格競争に巻き込まれないようにするにはどうすべきか?という、ビジネス書によくあるテーマの本。「アマゾン」と対比するようなタイトルから分かるように、実店舗というよりはネットショップにおける考え方がメインですが、実際には実店舗でも同じこと。
他の同テーマを扱った本と同じで、端的にまとめれば
・「何でも売っている店」は売れない(特徴がないのでお客さんに知られることはないため)
・お客さんを絞り込む(絞り込むことで売上が上がらないと考えられがちであるが、そもそも絞り込んでいない中途半端な状態では1つ目と同じく、特徴がないので知ってもらえない)
・自社の強みを徹底的に考える(そのための時間を確保するだけの価値がある)
などなど。
書いただけでは簡単そうに見えるこれら「本当に強い会社」の特徴がなぜ多くの企業が実践できないのか、それは徹底的に考える時間を割くことを恐れ(短期間的にみて売上につながらないため)、考えて変革したとしても良い結果になるかわからない(結果、時間とコストが無駄になる)という、ごく当たり前の理由からによる。
要するに売るためのテクニックや何か特別な方法があるのではなく、自分との戦いと覚悟に向き合った会社こそが強い会社である、ということになる。
だいたいビジネス書はどれもこのような内容です。逆にテクニックで逆境を乗り越えられるなら、どの会社も乗り越えているでしょう(笑)。
チャレンジすることでしか成功の道は開けないという言葉はびびっときました。 -
いままでに成功した体験の繰り返しでは、変化に対応できなくなるから、絶えず自己変革をしましょう。ということを3社の事例を用いて説明している。
新事業の導き方について、アナリティクス等を使った方法も少し紹介されている。
ただ、基本的にはどこかで見たことのあるような考え方だったかなという印象。そこまで深い話はされていない。
Web戦略の入門書としては良いかもしれないです。 -
本のタイトルは、誇張していると思う。
実際には、著者がコンサルタントとして担当しているショップに戦術を3社を例にあげている。
アマゾンにも負けないとは、単に中小企業でもやり方次第では、アマゾンが手をだせない付加価値のサービスを提供して物販として成り立たせるだけのことである。
”本当に強い会社が続けいてる”こととは、発想の転換や新しいことにチャレンジすることを常にやっているにすぎない。
コンサルティングを引き受けた後、クライアントさんとのミィーティングで必ず次のような質問をする。
「あなたは小さいころ、どんな子供でしたか?」
p5 本当に強い事業はビジョンから生まれる。
「オムニチャネル化」
販売店が店舗だけでなく、ネットも含めたすべての流通チャンネルを統合し、あらゆる場所で顧客との接点を持とうとする動き。
楽天市場の出店店舗数2014年12月時点 41,945店
米アマゾン
小型無人飛行機を使って、顧客の注文から30分以内に配送を目指すシステムを計画している。
また、「アマゾンダッシュ」と呼ばれる小型のリモコンを顧客に無料で配り、音声入力や商品のバーコードを読み取らせるだけで生鮮食品などが届くサービスを一部地域で実用化している。
p35 中小の販売店が生き残るには、「メーカー化」か、「サービス業化」しかない。
P47 新しい競争ルールに適応できるのは、お金を追いかけず、お客様の喜びや満足を自分の報酬として考え、価値を高め続けられる人なのです。
オムニチャネルで実店舗も競争に巻き込まれる
オムニチャネルの最大のメリットは、販売側の在庫削減。
p89 メーカーは将来、自分たちのブランドを持たなくなるのでは、と考える。メーカーは製造の強みだけを生かし、どんな商品を作るか、それをどうやって売るかは販売に強みを持つ小売店がすべて判断するという図式。
現に、中堅メーカーの商品を大手小売店のプライベートブランドとして売り出すと、それまでの何倍も売れるというケースもすくなくない。
メーカーも卸もみんな販売チャネルを持つようになると、結局はまた横並びになって価格競争が起きる。
メーカーが直販している商品を小売店が仕入れて販売しても今までのようには売れないので、最終的には小売店は、確実に利益を出せる自分たちのプライベートブランドしか売らなくなる可能性がある。メーカーがその中に割り込んでいこうとしても、つぶし合いになってしまって誰も得をしない。そうなると、メーカーはもうプライベートブランドだけを作って、小売店がそれを売るという役割分店が進む。
モバイルコマースはウェアラブルデバイスで進化する
ウェアラブルデバイスとは、グーグルグラス、アップルウォッチなど、身に付ける形の端末。
1つのデバイスですべてやろうとするのではなく、複数で役割分担すれば、もっと快適なモバイルツールやアプリが生まれるはず。
スマホでいつでもどこでもネットにつながる環境は実現済みだが電池の持ちや入力方法など、外で使う時に不便さを感じることはまだまだある。しかし、それがデバイス側の進化によって解消されたとき、本当の意味で「24時間365日ネットを使って何かをやる」というのが当たり前になる。
↓
リアル店舗とネットショップの境目が完全になくなる。
ネットとリアルのどちらが安いか、どっちで買うかという次元ではなく、すべての大手がネットに進出してきて、店舗と同じように商品が帰るようになる。
ネットでチャネルを持っていない販売店は機能不全とみなされ、選択肢そのものから消えていく。
だから今、大手のリアル店舗では、オムニチャネルという方向に舵を切ろうとしている。
集客競争に勝者なし
競合と同じ土俵で勝負するのではなく、お客様が求めている新しい価値を見つけ、それを自分たちがどのように提供していくかに知恵を絞る。これが、生き残っていくための唯一の道。
そのために取るべき道が第一章でも触れた「メーカー化(商品開発)」と「サービス業化(サービス開発)」の2つ
お客様が商品を購入する際、どこに価値を感じてその商品を選ぶのか。その理由は大きく2つに分かれます。
1つは、物理的な商品、もう一つは商品に付随するサービス。
物理的な商品はさらに3つの要素に分解される。
機能 デザイン そして パッケージ
選ばれる理由はどこにある?
商品:機能、デザイン、パッケージ
サービス:プレサービス、購入時サービス(販売・配送など)アフターサービス
3c分析
まずお客様(customer)は誰か、自社(Company)の強う身は何か、競合(competitor)は誰かを明確にする。
そして、自社がお客様の求める価値(ベネフィット)を提供しているかどうか、また、同じ価値を提供している他社と比較して、優位な点(差別的優位点)があるかどうかを確認する。
トップになるためには、単純に「ほかがやっていないようなこと」をやるだけでは足りなく、「ほかが手を出してく来ないようなこと」、つまり、参入障壁があることをやらなければいけない。
これから日本一を目指すのであれば、
市場ニーズの高いが収益性が低い「社会貢献」分野
捨てる勇気
「広告をやめる」「サービスをやめる」、ときには「売ることをやめる」ことを迫られることもある。
『なぜ人と組織は変われないのか』(米ハーバード大学教授 ロバート・キーガン著)
にょると、人の治世は3段階で発達する。
A 環境順応型知性・・順応主義で、指示待ち
B 自己主導型知性・・課題を設定でき、自律的に行動できる
C 自己変容型知性・・問題発見を志向し、あらゆるシステムや秩序というものが断片的、あるいは不完全なものであると深く理解している
Aは受動的、Bは能動的、Cはルールそのものを作り変える
これまでの経験で見つけられなかったものを見つけるには、新しい経験が必要。
アインシュタイン
「我々の直面する重要な問題は、その問題を作った時と同じ考えのレベルで解決することはできない。
つまり成長しない限りは次の成功モデルにはたどりつけない。
阿多rしい成功モデルを見に着けてからチャレンジするのではなく、チェレンジすることによって新しい成功モデルを見出せるようになる。