どうする?デザイン クライアントとのやりとりでよくわかる! デザインの決め方、伝え方
- 翔泳社 (2021年1月18日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784798161013
作品紹介・あらすじ
「あれ、違ってた?」とならないために
「おしゃれに」「可愛く」「かっこよく」「シンプルに」など、
デザインのクライアントからよく要望される言葉ですが、
これらは漠然としていて、
受け止め方は人によってさまざまです。
あとからズレに気付いて、
「あれ、違ってた」ということもよくあります。
本書は、そんなトラブルにそなえて、
クライアントとどんな言葉のやり取りをすれば、
的確に、効率的にデザインを決めていくことができるかを、
架空の事例をもとに解説します。
ヒアリングから、ラフ、提案、修正、校了まで、
クライアントとデザイナーの会話をベースに、
実戦形式で解説していくので、
コミュニケーションでつまづくことが多い方にも
わかりやすく理解できます。
本書を活用すれば、
デザイナーは「やり直し」がなくなるだけでなく、
さまざまな要望に的確に応えられるようになるはずです。
<デザインの打ち合わせ5カ条>
(1)お役に立ちたいと全神経を集中すべし
(2)クライアントの先にいる顧客を想像すべし
(3)クライアントさえ気付いていない要望を汲み取るべし
(4)恐れず提案、ブレストすべし
(5)誰に何を届けたいのかをクライアントと共有しておくべし
<CONTENS>
CHAPTER 01 ポスター
CHAPTER 02 名刺
CHAPTER 03 ショップカード
CHAPTER 04 フライヤー
CHAPTER 05 ロゴ
CHAPTER 06 パンフレット
CHAPTER 07 パッケージ
感想・レビュー・書評
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めちゃくちゃ、タメになりました。
この本を生かして早速仕事するぞ。
繰り返し読む教科書みたいな本になりそう。
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【動機】クライアントとのやりとり、に興味があって
ある紙面デザインのお題に対して、どういうものが好まれるかを○×方式でコメントを入れていく本。
最初の例と改善例の2つだけでなく、A→B→C→Cと経過がみられるため、「なにを意図して変えたか」「どういう変化がでるか」がわかりやすい -
デザインのお仕事の流れが分かりやすく勉強になった!
最初から【完璧】を求めるのではなく、クライアントと対話しながら解決していくのが重要と感じた。
プロだからって気を張りすぎることなく、提案&改善を繰り返して良いデザインを作りあげれるようになりたい。 -
読みやすい。コミュニケーションの取り方がわかる
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デザイナーへのデザイン外注はピンからキリまであるが、人によってはこだわりがすごく強い分、かならずしも期待どおり(期待以上)の結果に、あるいは売れる結果に、、という保証は必ずしもない。
そこである程度なら自分で勉強してやるほうがコスパもいいと考え、勉強中の自分。
この本はデザイナーが実際にお仕事をするときに依頼人とどんなやりとり、流れを経てデサインを完成させていくのかを見れる。
アマチュアの自分にとっては、発想の転換でデサインがどんどん洗練されていく過程がすごく面白い。同じ文面でもちょっとした発想の違いで見違えるように変わるというのが勉強になる。
また、相手がいる場合、1発目で完成度の高いデサインを出したがりがち。しかし「可愛い」一つをとっても人によって価値観が全く違う場合があり、1発目よりも最終的な成果物が依頼人の要望にいかに応えられているるかが重要なのであり、度々相手とすり合わせをし方向を丁寧に合わせながら仕上げていくことの大切さを感じた。 プロのデザイナーさんでも1発目で仕上げるのはある意味難しいということは、何だか「誰も最初からできるわけじゃないんだよ」と安心感をくれているように感じた。
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九州産業大学図書館 蔵書検索(OPAC)へ↓
https://leaf.kyusan-u.ac.jp/opac/volume/1371335 -
【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/769347 -
フリーでクライアントワークをする機会が増えてきて、相手のニーズを汲み取ることの難しさを感じていたので参考になりました。
サラッと書かれている「○○をこうした」みたいな処理が”大変なやつなんだよなぁぁ!”とか思いながら読みました笑(そして次ページでボツにされる) -
製作側にたって書かれた本で、クライアントとの話し合いを重ねる中でどんどん作品が変化していくのがよくわかる。こういう見せ方をしている本はなかなか無いと思うので、クリエイターにとってはバイブルになるのではないかと思った。結局デザインとは主観がすべてであって、クリエイター側に正解はない。けれど、クライアントがもつ正解に近づける努力は、惜しんではいけない。