社会問題のつくり方 困った世界を直すには?

著者 :
  • 翔泳社
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本棚登録 : 192
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (120ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784798174488

作品紹介・あらすじ

世の中の空気を変えて、社会を動かすんだ!世の中に存在する、さまざまな不公正で理不尽なシステムやルールたち。「おかしいな」「いやだな」と思って口に出しても、「それはお前のわがままだ」と怒られる。でも、それって本当に「わがまま」なんだろうか……?さまざまな社会理論紹介から、組織づくりや広報活動、ロビイングのHOW TOまで。個人の「困りごと」を「社会問題」として捉えなおし、世の中を動かすための方法を物語形式で紹介。中学生から大人まで読める、荻上チキによる初のソーシャルアクション入門。■著者について著:荻上チキ(おぎうえちき)1981年、兵庫県生まれ。評論家、ラジオパーソナリティー。いじめ問題、宗教2世問題、ストーカー規制法改正、薬物報道問題など、幅広いソーシャルアクションに携わる。NPO法人・ストップいじめ!ナビ代表、社会調査支援機構チキラボ代表。ラジオ番組「荻上チキ・Session」(TBSラジオ)メインパーソナリティ。「荻上チキ・Session-22」で、2015年度ギャラクシー賞DJパーソナリティ賞、2016年度ギャラクシー賞大賞を受賞。著書に『未来を作る権利』(NHKブックス)、『災害支援手帖』(木楽舎)、『いじめを生む教室 子どもを守るために知っておきたいデータと知識』(PHP新書)、『もう一人、誰かを好きになったとき:ポリアモリーのリアル』(新潮社)など多数。 X アカウント : @torakare イラスト:KOPAKUInstagram / Youtube / X アカウント: @amber.089 

感想・レビュー・書評

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  • 政治への参加の仕方、法律を起案するところまで…はじめの方でつまずくだろうなー。仲間集め。
    こんなほんが学校に置いてたらやってみようってなる子とかも出てくるのかな。

  • 2024/2/17のJ-WAVE「BIBLIOTHECA」のブックシェアリングで取り上げられた本。
    分かりやすい説明と、かわいいイラストは小学校高学年や、中学生にも受け入れられると思う。
    「理不尽に順応することを、成長と呼んでいるみたいだ」のフレーズにドキッとする。
    「理不尽な校則」に「順応」せず、変えていく方法があることを、若いうち知ってもらうために、是非小中学生に手に取ってもらいたい作品でした。

  • どんな物語が書かれているのか想像つかないのだけど、内容紹介の「不公正」「理不尽」「わがまま」「個人の困りごと」の言葉が、なんかおもしろそうなニオイ漂わせている

    #社会問題のつくり方
    #荻上チキ
    23/12/22出版

    #読書好きな人と繋がりたい
    #読書
    #本好き
    #読みたい本

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  • 社会問題をどう解決するか?
    →社会問題ってビジネスで解決するイメージを持って読んだら、ひとりの困りごとを政治的に解決する方法だった、壮大。

    「何を言っても変わらない状況が続くとどうせ無理だ、という学習的無力感
    絶望モードから解決モードへ進めていくこと」
    というのは社会や憲法まで大きく捉えなくとも、会社や今自分がいる組織においても同じように大事だよな、と。
    自分次第で変えられるという感覚は大事。

  • 世の中をよりよくしていくには、まずは「変えられる」って意識を持つことだと思う。
    大人だって、諦めた方が楽、めんどくさいって諦めてるけれど。
    私は諦めたくないし、諦める子どもを作りたくないんだよな。

  • 無力から微力へ、仲間と一緒に、というところは勇気づけられるような気分になった。

    政治家と一緒に、あたりからは、そんなふうに私たちの話を聞いて行動できる人が政治家の中にいるのだろうか…と思ったり、そもそも、今のこの社会でちゃんと機能するものなのかだろうか…と、考えることこそが学習性無力ということなのかな…。

    社会を変えるには、根気と時間と協力が必要なんだね。。。社会に出す標語の受け入れやすさを考えるのはとても大事だと思った。

  • 社会運動の手順を、イラストを基調にしながら説明する珍しい本。具体的な社会問題に関心を持った子どもに勧めたい。中学生向け。

  • 確か、出版された時にチェックはしたんだけど、おそらく値段に怯んで入手は断念したんだったか。たまたま図書館で見つけて思い出し、借りて読んでみた。内容は、先だって読んだ”政策起業”の新書とよく似ているんだけど、イラストをふんだんに使うことによって、取っつきやすさは上。とはいえやっぱり、コスパはちょっと…と言わざるを得ず。

  • 配架場所・貸出状況はこちらからご確認ください。
    https://www.cku.ac.jp/CARIN/CARINOPACLINK.HTM?AL=10276236

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著者プロフィール

1981年生まれ。評論家。メディア論を中心に、政治経済、社会問題、文化現象まで幅広く論じる。NPO法人ストップいじめ!ナビ代表理事。ラジオ番組『荻上チキ・Session-22』(TBSラジオ)メインパーソナリティー。同番組にて2015年度、2016年度ギャラクシー賞を受賞(DJパーソナリティー賞およびラジオ部門大賞)。

「2019年 『ネットと差別扇動』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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