ブランド・パワー ブランド力を数値化する「マーケティングの新指標」(MarkeZine BOOKS)

著者 :
  • 翔泳社
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784798182834

作品紹介・あらすじ

ブランディングの効果検証を可能にビジネスマンの9割が知らないマーケティングの新指標■ブランド・パワーとはブランディングは効果検証に限界がある? 数値化できない? そんなことはありません。本書では、ブランドに対する“顧客認識の状態”を数値化し、他社と比較できる状態にしたスコアとして「ブランド・パワー」を提案。ブランド・パワーは、顧客による購買をゴールに据え、ブランドの“市場価値”ではなく、顧客から見たブランドの価値を上げていくためのKPIとなるものです。■本書のゴール:ふわっとしたブランディングから脱却せよ本書では、高度な数学や統計学のスキルを要したり、難しいフレームワークを用いたりすることはありません。“科学”と言いつつ、“概念”どまりだったブランド論を実務に落とし込み、ブランディング活動を数値化&トラッキングする手法「Brand Power Analytics」を解説します。これは、ブランド規模の大小を問わず、どんな企業でも実践できるものです。■こんなマーケターにおすすめ・中長期的にブランドを強くしていきたいと考えているが、ブランド戦略の描き方がわからない・ブランド戦略はあるが、何がどう効いているのかわからない・ブランディング施策のKPIとして「好感度」や「ロイヤルティ」を測っているが、売上と利益への貢献度はよくわかっていない・以前のように広告が効かず、売上成長が頭打ちになっており、打開策が見つからない・Howのマーケティング手法は多数取り入れているが、個別最適に留まり、ブランドそのものの成長を把握できていないブランディングは概念ではなく、あくまでも手法である。手法である以上は、達成するべき特定の目的(=売上と利益を上げる)があり、またそこにたどり着くための方法や手段が明確にある――(原文より)■著者:木村元 新卒でユニリーバに入社し、LUXやDoveなどのブランド・マーケティングに従事。異例のスピードでブランドマネージャーまでキャリアアップした後、ユニリーバの本社(ロンドン)でDoveを担当し、グローバル全体のブランド戦略設計をリードするなど、グローバル先進企業のブランディングおよびマーケティングを経験。2021年にBrandismを設立し、BtoBからBtoCまで、幅広くマーケティングのサポートを行なっている。

感想・レビュー・書評

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  • 非常にベーシックな内容ながら結局それがグローバルスタンダードであるということ

  • 変革する市場・最強の武器:0→1・1→100部門 売上拡大に効くドライバー・KPI ロジックツリーにブランディング要素なし ×シェアゲーム発想 適正なブランド→生き残り ブランディングと売上:ブランドパワー=想起+イメージ 心理的・物理的可用性 新指標「ブランド・パワー」:ユニットエコノミクス アーカー/ケラーモデル ブランド認知=量+質 POPとPOD 分析手法:6つの指標 認知/ロイヤルティファネル ターゲティング メディアプランニング SMAC コンセプトシート 戦略構築:10ステップ

  • ・ブランディングは概念ではなく手法。達成するべき特定の目的がある
    ・マーケティング・営業のKPIと売上への影響度合いが明確でないことはよくある
    ・「絶対にこのブランドでなければならない」という指名買いは想像以上に低い
    ・認知の量を上げることは売上に直結しない。四半期に1度はブランドパワーでブランドの定期診断を行う。調査に必要なサンプルサイズは最低でも400
    ・顧客はブランドが発信する情報を細かくは見てくれない。テキストとビジュアルで、一瞬でブランドイメージを認識する
    ・企業は忘却されることを前提に、広告を出稿し続ける必要がある

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著者プロフィール

●書籍編集者。株式会社アルテスパブリッシング代表。
●1964年、京都生まれ。精神病理学者の木村敏を父にもつ。

○滋賀県水口町~アルトルスハイム(西独ハイデルベルク近郊)~岐阜県高山市に暮らしたのち、小学校入学と同時に愛知県名古屋市に移住。中学時代にジョン・デンヴァーの音楽と出会い、作曲を志す。高校時代はクラブで合唱に打ち込むいっぽう、フュージョン・バンドでギターを担当。
○上智大学文学部哲学科に進学を機に東京に定住。大学で合唱活動を継続するかたわら、学外のバンドでヴォーカル、ギター、キーボードなどを担当。さまざまな音楽ジャンルの作曲・編曲を独学。

○1988年、株式会社音楽之友社に入社。一貫して音楽書籍の企画・編集に従事し、大中小の音楽辞典をはじめ、200点を超える音楽書籍を担当。会社員生活と並行してバンド活動、作曲活動を継続。コンピュータと多重録音機器をもちいて数多くの楽曲を制作。
○2007年、音楽之友社を退職。元同僚の鈴木茂とともに株式会社アルテスパブリッシングを創業し、共同で代表取締役に就任。以来、音楽書を中心に出版活動を展開。「音楽書と人文書を融合。独自ジャンル創出」(『新文化』2017年6月15日号)と評される。

●学校法人国立音楽大学評議員、桜美林大学リベラルアーツ学群非常勤講師。
●著書に『音楽が本になるとき──聴くこと・読むこと・語らうこと』〔木立の文庫、2020〕がある。

「2022年 『音楽のような本がつくりたい』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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