- Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
- / ISBN・EAN: 9784798502106
作品紹介・あらすじ
ニホニウムを含む全118元素の名前の由来について、元になったギリシャ語やラテン語はもとより、ギリシャ・ローマ神話の登場人物、地名や人名をその語源に遡って解説する。命名に関連する発見の逸話や、『古事記』や『日本書紀』での元素の記述も紹介する。命名者が名づけに込めた思いに迫り、「ことば」の面から元素を考える。英・独・仏・スウェーデン・ギリシャ・ロシア語の元素名と読みのカタカナも記載。
感想・レビュー・書評
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中高生から大人まで、文系も楽しい元素辞典。複数の言語における語源を辿っていて新しい発見がたくさんありました。
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元素の名前を6か国語で表示し、名前の由来の語源、元素発見時や命名時のエピソードを盛り込んだ大変な力作。ときおりアニメやマンガについての小ネタも入ってくるところがなおGood。英語はもとより、ドイツ語、ラテン語、ギリシャ語等の語源まで網羅しているので、この本の執筆にトータルで何年かかったのか、と余計なことまで考えてしまった。元素の名づけ方についても触れられており、なるほどそうだったのかと思うことしきりの本であった。文系人間でも、周期表に興味のある方であれば、必読の本。私は手元に置いて、「あれ?」と思ったときにすぐ読めるようにしておきたいと思う。あと、文科省作成の周期表と照らし合わせながら読むとより一層元素への理解と興味が深まると思う。ところで、一点だけ注文させてもらうと、各元素の冒頭の紹介の欄にはその元素の主たる用途を書いておいてほしかった。
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こういう本は、好き。水素は、ホントは酸素と呼ばれるべきものだ、というような議論がとてもよい。元素一つ一つについて語源をきちんと記載している。発見のエピソードもあるがやはり命名された経緯というのは面白く感じるのでした。
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請求記号 431.11/E 28