- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784799108680
作品紹介・あらすじ
親も先生も、子どもも困っている──。みんなの困り感をなくして、今よりもラクに小学校生活を過ごせるようになるためのヒント集。
「就学時健診で、発達に関して個別に面談をうけた。来年からの小学校生活、大丈夫だろうか…。」
「小学校の通常級に通ってはいるものの呼び出しばかり。ちゃんとやっていけているのか心配…。」
親としては不安でいっぱいです。
本書では、発達障害の疑いのある子や、発達障害の診断をうけた子の親に向けて、子どもの困った行動ごとに、適切・不適切な対応例を挙げ、どのように対応したら状況が改善されるのか、子どもの「できる」を増やしていけるのか、といった悩みにイラストを交えてこたえます。
感想・レビュー・書評
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発達障害の子、そこまでいかなくてもグレーゾーンにいるような子達の特性や、接し方の具体例が載っている。大人や周りが理解できないような行動でもその子なりのルール、基準がある。そういうのを知っておくことでこちらも感情的に反応することなく相手に沿った対応ができるようになりそう。
僕自身はどうやらスキゾイドパーソナリティ障害に当てはまるらしいということがわかってきたので最近はさっさと「そういうのがあるからこれ以上は近づいてこないでね!」と明るめに伝えるようにしている。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
小学校に入学する前の親御さんに参考になる本だと思います。LITALICOより他の同じような悩みの保護者の方の「うちではこうしました」が結構参考になりました。途中と巻末のアンケートも参考になりました。
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・おもちゃや服の種類ごとに箱の色を変えたり写真を張ったりするとスムーズに片付け
・1日のスケジュールの中に片付け時間を組み込む
・持ち物をマグネットシートに、教科書やノートを科目別で色分け、ファイルケースで1セットにして管理
・子どもと視線を合わせてから伝える、視覚的手がかりがあると伝わりやすい、例えば、タッチしてからい「今からお話します」、着替えを持ってきて「お風呂に入ってね」
・誰が聞いてもわかりやすい言葉で、
ちゃんとふきなさい×⇒しずくがなくなるまでふいてね
・失敗を嫌がる子には×はつけず、付箋を貼る、失敗への恐怖心を和らげる
・衝動的ではなく、計画的にお金を使う練習
・気が散りやすいので、目や耳に入る情報を必要最小限にする
・ルールはできるだけ短い文章を絵で伝える
なぜそのルールがあるのかを子どもに伝える言葉で説明
・子どもが守りやすい小さな目標設定から始める、
例、かえったらくつをそろえる、できたらお花がもらえる、
・話を最後までしっかり聞く
・子ども本人を否定しない
・謝る経験を積み重ねていくうちに、自然と、自分から謝ろうという思いが生まれてくる
・会話のキャッチボール練習、相手が話し終わるまで「待つ」待つことができたらほめる。ボールをもって、持っている人が話す
・会話への入り方の練習
・待つ練習、待ち時間にやることを作る、
・人との適度な距離感をつかめない、抱きつくなどの過度に接触する、「好き」の表現方法を他に知らないのかも
・相手によって距離感が変わることを伝える
・くるまったり、握ったり、落ち付く体への刺激を与える、
・スーパーコンパス、くるんパス。Qスケール15
・大勢の前ではなく、一対一で実技をさせてみる、
動画を見せて理解させてあげる
・苦手な活動を日ごろから家庭で練習 -
一般的で読みやすい。ペラペラと読み返すのに良さそう。
これだけ親がするのも少し大変そうだ…
視覚的に伝えると、理解しやすいのは改めて覚えておきたい。 -
学校関係者よりは保護者向けとして書かれています。具体的なケースに対して、対策が3つずつまとめられています。家庭で取り組める対策が中心ですが、学校で取り入れられるものも多くあり、参考になりました。
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小1の子を持つ親としては、「学校生活で困るかもしれないリスト」として役に立った。今後新たな困り事がでたら、目次で探して読んでみるのも良いかも。1つずつ深掘りとまではいかないが、広いジャンルをカバーしてると思う。
また学校の先生へ子供の困り事を伝える時に、簡潔にまとめる伝え方の参考になるなと個人的に思った(トピックごとのタイトル等)
小学校入学前でも読むとイメージが付いて良いと思った。 -
小学生のお子さん向けなのだが、大人のわたしでもわかるわかるーというか、そうなんだよねえと思いながら読んだ。
参考になることは、やっぱり子ども向けなので大人にはそんなにはないけど、
内容はとてもよかったと思う。