- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784799109809
作品紹介・あらすじ
注意しても「はーい」と返事だけ。あるいは、あからさまにイヤな顔をして「わかってる!」と逆ギレ…。
どうすれば、右から左へ抜けてしまう親の言葉を、子どもの中にとどめておくことができるのか?
親が注意しなくても、子どもが自ら動くようになるアプローチのコツとは何か?
「声かけ」と聞くと、大人はかける言葉のほうに注目しがちですが、実際には、子どもの心に届く声かけができている人というのは、「子どもの話を聞く」「子どもの様子を見る」ことに9割の力を使っています。
子どもをしっかりと観察したうえで、残りの1割で言葉を選んでいるのです。
ですから親御さんが知っておくといいのは「伝わるフレーズ」そのものではなく、「子どもの事情」であり、ひいては、その事情を理解できるようになるための「見守り方」です。
本書では、6000組以上のご家庭の様子を見聞きしてきた著者が、言うことを聞かせることができなくて日々悩み、自分の子育てに自信を失いがちな親御さん(特に母親)に向けて、子どもの事情をくみ取ることができるようになる「知識」と、適切な関わりができるようになる「技術」をお伝えします。
「こういうときはこう言えばいい」という表面的な言い換え方法ではなく、子育ての本質に基づいた声がけポイントがよくわかる1冊。
感想・レビュー・書評
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すべきことがイメージできると着手しやすくなる
思い出しやすい環境
あいまいより、具体的な言葉
「わからない」には「やってみよう」
子どもが「できた・得意だ・何とかなりそうだ」と思えたら◎
低学年の子に15分以上の集中は難しい
忘れ物が多い子→忘れる能力がある→直前まで注意していたにもかかわらず忘れるということは、それぐらいほかのことに一瞬で集中できる!
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今4歳の娘への声がけに悩んで手に取った。
確かに聞こえてないことが多いかも…。
本人の事情を無視してこちらの意図ばかり押し付けていたかも…。
ちゃんと子ども自身の人格を尊重して、向き合っていきたいと反省した。 -
言うことを聞いてくれない
何度も言わされる
反発されてしまう……
子どもに何と言ったら伝わるのか、悩む親たちに贈る言葉がけの処方箋
《たった1割 言い方を変えるだけ!》──帯のコピー
9割は「子どもの話を聞く」「子どもの様子を見る」こと
子どもの裏にある事情をくみとって、言い方を選べばきっと伝わる
「早くしなさい!」⇒「
「なんで〇〇できないの?」⇒「
「ちゃんとしなさい!」⇒「
どんな言葉をかけたらいいか、豊富な事例をもとに解説する
第5章「親の自信を取り戻すヒント」だけでも読む価値あり
付箋でふくれあがること必至の子育て応援本、2021年8月刊
〈この本の最後に、読者のみなさんにこの言葉を贈ります。
「うちの子すごいな」と言っていれば、だいたい何とかなります。〉──「おわりに」より
※p.126〈栓を抜いて〉⇒〈線を抜いて〉 -
メモ
考え事は夜ではなく朝起きてから
よく寝る人に苦悩している人はいない
脳を整理するのに一番いい方法は寝ること
あれこれ思い悩むことが増えたら、とりあえず寝る -
小川先生の優しさ溢れる一冊