超訳 ニーチェの言葉 エッセンシャル版 (ディスカヴァークラシック文庫シリーズ)

著者 :
制作 : 白取 春彦 
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
4.14
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感想 : 60
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  • Amazon.co.jp ・本
  • / ISBN・EAN: 9784799318119

感想・レビュー・書評

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  • 前向きになれる言葉の数々。
    ポジティブな言葉のシャワーに溢れた一冊。
    今すぐ行動したくなるように、背中を力強く押してくれる。
    そんな心強い味方になってくれるような珠玉の名言たちだった。
    今すぐに実践に移していきたい。

  • フリードリヒ・ニーチェが残した190の名言を収録。ニーチェといえばニヒリズム哲学を流布した、などのイメージがあったが、中身は異なっていた。
    取っつきやすく、ニーチェを一部知るにはとてもよい本。これを機に、各哲学書を触れてみようと思わされた。

    • たっくすさん
      おすすめの名言一つ教えてクレメンス
      おすすめの名言一つ教えてクレメンス
      2021/04/05
  • 悩んでる時によく読みます。驚くことに何回も読んでいるにも関わらず、読んでいると本の方に集中してしまって悩みなんて忘れてしまいます。
    それくらい深いです。深いのに単純で難しいけど面白いです。

  • やはりニーチェは素晴らしいな。
    夢に責任をもて、という言葉が重い。

  • 悩みをすっと楽にしてくれる本。どの言葉も本質をついていて、複雑な社会、世界をシンプルなものに変えてくれる。
    人生に迷う度に開きたい。その時々で、視点が異なって見えてきそう。
    哲学は難しいもの、と思ったけど、深く入り込みたくなった。名著ツァラトゥストラも読みたい。

  • たまに読み返したい本。
    独創的であるということは、新しいことを見つけることではなく、皆が見逃している既にあるものを、発掘すること。

  • 哲学というと実に難解なイメージがあります。
    小難しい言葉遣いで滔々と私たちをまくしたて、なんなら分からないこちらが悪者であるとのたまう、そんな謎な高圧的キャラを想像してしまう程。

    ・・・
    その晦渋さにあって、ニーチェ、です。
    私には、とっつきづらい、体系化していない、断片的、だけれども美しいアフォリズム、というイメージがありました。要は敬遠していました。だから、これまで読んだニーチェ作品は僅か一冊。しかもつい昨年のこと。

    ・・・
    で、恐る恐る本作を読みました。ん? 意外や意外、何だかイイ奴な感じ。めっちゃポジティブ。あれ?ニーチェってこんなんだったっけ?っと首を傾げる。
    噂では、とんがった感じの取っつきづらい奴、ということだったのに、話してみたら、意外といい奴だった、そんな感じです。

    ・・・
    何でだろう? 考えたのですが、きっとその理由は本の構成にあります。

    本作はニーチェの作品、「人間的な、あまりに人間的な」「曙光」「力への意志」「悦ばしき知識」「偶像の黄昏」「ショウペンハウアー」「善悪の彼岸」「さまざまな意見と箴言」「漂泊者とその陰」「ツァラトゥストラはかく語りき」等々を網羅したうえ、これを以下の項目に再構成しているのです。

    「己について」「喜について」「生について」「心について」「友について」「世について」「人について」「愛について」「知について」「美について」

    当然の事ながら項目に合致した箴言・アフォリズムのみを集めた作品になっています。しかも、エッセンシャル版ということで、元作品からさらに厳選し、まとめているということになります。

    ・・・
    うーむ。

    ない物ねだりばかリで申し訳ないが、どうも野趣が損なわれた精白糖のような読み応えです。個人的には、癖も雑味もある黒糖からその個性・強さを感じたかった。矛盾する箴言を呻吟しながら読み、そのなかに才気溢れる美しい表現を見出したかった、とか言ったら怒られますかね笑 だって、なんか毒気が抜かれた感があるんですよ。

    ただ、訳者的には面白かったんじゃないかなと思います。

    一般に哲学は難しいというイメージがある中、ニーチェをこんなにもポジティブに再構築し、新たな一面を打ち出すことが出来たのですから。

    あるいは、表紙のドイツ語Die Weltlich Weisheit。ここにヒントがありますかね。「世俗の知恵」、みたいに訳すのでしょうか。つまり、彼岸の世界とか、真理みたいな話ではなく、あくまで世俗の生き方に限定してお送りしてます、みたいな選別をしたのかもしれません。ならばこの物分かりの良さもわかる気もします。

    ・・・
    ということで明るいニーチェ再構築版抄、とでもいった作品でした。

    この作品はどういう方にお勧めできるんでしょう? ポジティブな作品なので、単純に落ち込んでいる人には良いのでしょうが、それで「哲学者の本を読んでみた」というと大分ミスリーディングな気がします。

    むしろ思想系の研究者や文章家がもって、気になる項目に関する気の利いた箴言を探す、みたいな使い方はできるのかな、と思いました。

    あと、ドイツ語学習者は翻訳の参考に使えるのかな。というのは、訳者の日本語はマジで読みやすいんです。私も学生時代に、ハイデガーやガダマー、カントなどを原書で読まされましたが、関係節がだらだらだらだら続くドイツ語をどう訳出すればよいのかと辟易したものです。タイトルも「超訳」と銘打っていますが、まさに訳のヒントが隠されているかもしれませんね。

  • ニーチェの言葉は、
    暗闇を耐え抜くための言葉たちではない。
    気づいた時には光の差す方へ歩みを進ませている。
    あれ、なんか心も体も軽くなってるじゃん!笑

  • この本は何度も読んでいる。その度に少しのエネルギーをくれる。

  • 久しぶりに再読。
    一つ一つの言葉に納得できる。
    自分の責任でポジティブに生きる。
    過去や他人にこだわだず未来を切り開く。
    考え方や生き方はどんどん変えていっていい。
    そんな考え方が私にぴったりとあてはまる。
    生きるための教科書
    なんて陳腐だけど、
    そう感じる一冊

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著者プロフィール

白取春彦(しらとり・はるひこ)

青森市生まれ。ベルリン自由大学で哲学・宗教・文学を学ぶ。哲学と宗教に関する解説、論評の明快さに定評がある。
主な著書に、ミリオンセラーとなった 『超訳 ニーチェの言葉』のほか、『頭がよくなる思考術』(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)、『この一冊で「聖書」がわかる!』(三笠書房《知的生きかた文庫》)、『行動瞑想 「窮屈な毎日」から自由になるヒント』(三笠書房) など多数。

「2023年 『超要約 哲学書100冊から世界が見える!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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