ハーバード×MBA×医師 目標を次々に達成する人の最強の勉強法
- ディスカヴァー・トゥエンティワン (2016年2月11日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784799318362
感想・レビュー・書評
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再読。著者も複業、というか複数の専門領域をもったハイスペックパーソンといったところだろうか。
「勉強で大きな結果を出している人と出せない人の間にある差は、勉強に対する考え方と環境づくり、そして簡単なスキルであり、生まれ持った頭の良さではありません。」
と著者は言う。
ただ残念ながら、それに対して多く人は、いや無理だから!と思うことだろう。
この手の方はここ数年ちらほら目にするようになった。
天才がオリジナリティあふれるハウツウを書いている本、よりは万人が手にしやすく。
でもその「自己統制」というか「努力できる才能」に、共感できないまま本棚に収まる類の本。
…先日読んだ 「やりたいことの見つけ方」。とてもわかりやすかった。自己啓発の、「やりたいこと」なんて議論つくされた感がある領域にあって、目新しかった。
かの本のような、若い世代によるメソッドとして噛み砕く解説本が今後もっと増えていく気がしている。
これらは本書のような「異様に自己統制力が高い人のメソッド」と、「凡人」をつなぐ領域をより無理なく言語化してくれるかもしれないと今から期待している。
だいたい、ほんの少し前まで、日本は皆似たような生き方をしていたのだ。終身雇用。世間。人並み。
そこに、オリジナリティで突き抜ける人々が発言力をもてるような局所的な社会変化があり、
次に凡人にまで個性を求めるゆとり時代を経て、
従来の価値基準のままだと傾国の現状がある。
私は本書のような作品がとても好きだったりする。元気をもらえるから。著者とはほぼ同世代だったりする。だからこそ感じる感慨もある。
これらの本をもし10代の自分が読めていれば、きっとおそろしく人生が違っただろうとも思いつつ。
生き方の多様性からいえば日本は少しずつ良くなっているなぁと希望を感じる。そんな一冊である。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
DaiGoの本で紹介されており、目標設定ややりたいことの習慣化について体系的に学びたいと思い読み始めました。
長期・中期・短期での目標設定を定期的に行い、振り返ってPDCAを回すことで人生の中で成し遂げたいことを余さずにこなしていけるというイメージをつかむことができました。
なによりアウトプットの重要さを痛感。
読むまではあまり英語学習には意欲的で無かったのですが、重要性がわかり興味をもちました。 -
医者でありながらMBAを取得した筆者の勉強法、日々の過ごし方を学ぶことで、限られた時間の中で確実に結果を出すような方法、考え方を知ることができると思い、この本を読もうと思った。
本書を読んで率直に思ったのは、そこまで衝撃的な学びはなかったということだ。
というのも、最近読んできたこの手の習慣、考え方、などに関する本たちとほとんど同じことを言っていたからだ。
大きな成果を出すような人たちは概して同じような考え方に至るのかなと本書を読みながら思った。
以下はこの本でなるほどと思ったこと
・人生のゴールやミッションと言える目標をしっかりと持つこと
それを叶えるために、勉強がどのような意味を持つのか、どうして勉強が必要なのか、自分自身でしっかりと理解すること。
⇒何をやらないかがはっきり分かる
・履歴書(3ヶ月毎) + 10年分の目標(半年毎)
で目標と現状の距離が分かる
・昼食を少し遅い時間にずらして、午前中の集中力が高い時間を増やす
・自分の体・心の声をしっかり聞く、休むべき時はそれに気づいてしっかり休む
・10%はいつも、本業以外の新しいことに時間を使う
・まず過去問から解き始める
・FIFOメソッド(First in First out)でタスク管理 -
オーディオブックで読了。
医師としてハーバードに留学、研究に従事しながらエグゼクティブMBAコースも修了したという、超人な著者の目標達成法/勉強法。
優先順位を付けて、気が散る要素をなくして、隙間時間を活用して、自分の集中力がある時間帯を見極めて・・・と、なんだかライフハック的。いうなればライフハックドクター。
時には脳科学的なアプローチも書かれますが、割とパワーハックな面も否めず、著者の猪俣さんの能力の高さ(あるいは素晴らしい集中力)の為せる業なところも多々あり。
なんせ、医者になるだけでも大変なのに、さらに海外留学して研究を続けて、更にMBAとっちゃってるわけなので、ただ「頭が良い」だけでは片付けられない、「工夫」のぶぶんも確実にあって、そういうエッセンスを抜き取って、我々凡人なりの成果を出せば良いのだと思う。
英語の勉強方なんかも充実していて、個人的にはこのパートだけでも結構役立った。 -
最強の勉強法
スキマ時間でTODOリスト見る。
テストステロンで集中力上がる。鏡の前でポーズwwカフェですると集中力上がるってのはこれが理由らしい。
あんまり面白くなかった。
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人生において、いかに効率よく知識や経験をつけるか。という内容だった。
資格取得やキャリアアップなど、どんな方法・気持ちで物事に取り組むべきか書かれている。
共感できることは多いし、正しいことを言っているが、あまり目新しい情報はなかったという印象。
スキミングしながら速読する程度がおすすめ。 -
この本は今の自分にとって必要な事が書かれている言わば勉強法の攻略本のようなものだった。
全体の構成としては、72個の技術や方法が具体的に実体験や専門的な面に基づいて書かれている。
特にこの本の中で参考になったのは、この本の著者猪俣さんの考え方や生き方だった。猪俣さんは勉強することに常に好奇心をもって、新しい環境を楽しんでいる。また、勉強をする時にも常に効率を考え、どのようにすれば最も効果的なのかを分析しているところもここまで成果を上げられた要因では無いかなと思う。
素晴らしい人脈や経験を持っているのも、他の人が出来ないような努力をして、新しいものに常に興味を持ち、その環境に飛び込んで行ったからこそ得られたものだと思う。
この本を読んでモチベーションがすごく上がったので、新しいことに挑戦する気持ちを忘れず、自分の価値を高めるために学び続ける気持ちを持ち続けたい。
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医師でありながらハーバード大学に留学し、MBA取得という偉業を成し遂げた猪俣さんの英語学習法、タイムマネジメント、モチベーションの保ち方などが沢山書かれており、自分の日々の勉強がいかに生産性に欠けているかを思い知らされました。
★アクションプラン
1.勉強前には、必ずSMART GOALを作る。
2.机の上を定期的に掃除する(勉強後とか)。意識して清掃の時間を作る。まずは掃除しろ
3.全ての勉強に、LEAN勉強法を実践する。 -
ハーバード×MBA×医師目標を次々に達成する人の最強の勉強法 2016/2/11 著:猪俣 武範
私たちが競争優位を保つためには、目の前にある仕事としっかり向き合いながらも、将来進んでいきたい道に向けて勉強し、新たなスキルを身に付けていく必要がある。
本書は、海外で活躍する日本人やエリートたちへの取材をベースにした「仕事と勉強を両立しながら目標を次々と達成するための考え方と、語学習得も含めた具体的な勉強法」について以下の6章により紹介している。
①結果を出す人の目標設定の技術
②結果を出す人の時間管理と集中力を高める技術
③結果を出す人の勉強の技術
④ハーバード、MBAから学んだ私の勉強法
⑤ゼロからの英語学習術
⑥結果を出す人の成長し続ける技術
自分を成長させ続けるにはやはり「勉強」をしないといけない。しかし、そのためにまずやることは、どうなりたいかをできるだけ具体的にイメージすることから始める必要がある。
そのイメージと今の自分を比べてそれを埋めていくために何をするのかがわからなければ、その苦労は取り越し苦労に終わってしまう。もちろんなりたい自分は北極星のようにぶれないほうがいいのかもしれないが、時代やより良いより自分に適した自分が見つかれば変えることも大切である。
何にしろ学び続けることが大切。
資格勉強しかり、読書しかり、人と会うこと等、人生全て勉強。また違った角度から勉強に対して向き合うきっかけを与えてくれた一冊となった。