アランの幸福論 ビジュアル版

  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784799320983

感想・レビュー・書評

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  • 京都の蔦屋で表紙見て気になった『アランの幸福論』(アラン 齊藤慎子 山口昌弘)。

    【幸福】に関する本を見るとだいたい「胡散臭い」と思ってしまうのですが、これはそんな事はなく…

    スッと「読みたい本リスト」に追加でしてました。

    世界の三大幸福論の1つに数えられるアラン(本名:エミール=オーギュスト・シャルティエ(Emile-Auguste Chartier))の『幸福論』ですが、

    そんな人だと露知らず。

    19世紀〜20世紀にかけて活躍されたフランスの哲学者であり、

    第一次大戦前後に約5000編のコラム寄稿を新聞や雑誌に発表された方だそうです。

    ちなみに残り2人はヒルティとラッセルという方々。

    本書に書いてある事は、以前読んだ自己啓発書の内容と変わりはありません。

    原点はもしかしたらアランにあったかもしれませんね。

    読んだと言っても、読んだ事を実生活に取り入れる事ができているかというと、

    恥ずかしながらほとんどできていないです。

    ですが、中には「これはもしかしたらできているかも」と思う事もあったので、

    復習、過去の振り返り、継続予定のポイントという点で本を読みながらいろいろ考えてました。

    仕事に関しちゃ、【与えられるのは嬉しいけど、言われるがままは嫌だし、自分で動きたい】という気持ちでモヤモヤしていたので、

    この本読んで元気もらいました。

    趣味分野に関しては、習得したい楽器がある事が浮かび、

    そちらもそちらでやってやるぜッッ。

  • 読めば不思議と心が軽くなる、そんな読書体験。
    全部は読んでないので、またつらいときに帰ってきます。
    写真もよかったです

  • 図書館で見つけ、借りて読了。

    サクサク読めるボリューム感。色々な写真が添えてあるのが面白いです。
    意外と仕事論も多く、良いフレーズも拾えました。

  • 挿絵がとてもいい。心を落ち着かせてくれる。そしてこれを読んでいるだけで、いろんなことを気にしすぎていてもしょうがない、さぁあしたを生きようという気持ちになってくる。自然と活力が出てくるような本。

    ・大げさに考えない。
    ・遠くに目をやる。
    ・今ある状況を新しい観点でとらえる。
    ・すべての道は正しい道
    ・人との繋がりの場は、自らが魔術師となって雨を降らせたり、良い天気にしたりするような、奇蹟の場である。
    ・相手の存在を認めて、その人がその人自身であることだけを求める。
    ・自分で自由に選んだやりたい仕事は、自分の能力を発揮するだけではなく、そこからまた新たな能力が生まれるような仕事
    ・自ら実行する
    ・意志の力は、人が思っているよりずっと幸せをもたらす大きな要因である。
    ・欲しいものは、自らとりにいく。
    ・自ら求める。
    ・進んで行動する。
    ・障害に闘志を燃やす。
    ・自分から選んで自由に働く。
    ・問題の核心に迫る。
    ・困難こそ喜びをもたらす。

  • 現実的かつ具体的な方法が多くてすごく笑顔になった

  • 幸せである心のあり方、をプラスに捉えるとても気持ちが上がる内容だった。幸せの沸点が低くなった今年の私にはとても響くことがたくさん。

  • アランの幸福論はいつか読みたいと思っていて、探しに行って見つけた時に側にあったこの本。とっかかりにも良いのだけど、何しろ写真が素晴らしい。山口昌弘さんという方の写真なのだけど、写真の雰囲気はその気温や手触りも伝わるような透明感というか澄んだ素直さがある。残念なのは撮影場所の記載がないこと。アランだけにフランスではないかと思うのだけど、どこなんんだろう。ぜひ行ってみたい(それも写真にある秋に)。

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著者プロフィール

1868-1951。本名Emile Auguste Chartier。ノルマンディーに生れ、ミシュレのリセ時代に哲学者J・ラニョーの講義を通して、スピノザ、プラトン、デカルト、カント、ヘーゲル等を学ぶ。エコール・ノルマル卒業後、ルーアン、アンリ4世校などのリセで65歳まで教育に携る。ルーアン時代に「ラ・デペーシュ・ド・ルーアン」紙に「日曜日のプロポ」を書きはじめたのが、彼のプロポ(語録)形式の初めである。アランの人と著書については、アンドレ・モーロワの『アラン』(佐貫健訳、みすず書房、1964)に詳しい。邦訳されたものとして、『定義集』(森有正訳、1988)、『デカルト』(桑原武夫・野田又夫訳、1971)『プロポ』1・2(山崎庸一郎訳、2000、2003)『アラン 芸術について』(山崎庸一郎編訳、2004)『小さな哲学史』(橋本由美子訳、2008、いずれもみすず書房)などがある。

「2019年 『定義集 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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