やる気が上がる8つのスイッチ コロンビア大学のモチベーションの科学 (コロンビア大学モチベーション心理学シリーズ)
- ディスカヴァー・トゥエンティワン (2018年5月24日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (126ページ)
- / ISBN・EAN: 9784799322642
感想・レビュー・書評
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この作者の本を読むのは2冊目です。前に読んだ「やり抜く人の9つの習慣」同様、薄くて(126ページ!)内容が詰まったよい本でした。
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獲得フォーカスと回避フォーカスの概念が自分にとっては新しく、自分は100%回避フォーカスなのがわかった。上司は獲得フォーカスの人向けの業務をわたしに振らないでほしいと強く思ったが、それは無理なので少なくともこの2つのフォーカスについて、チームに共有する態でやんわり知らせておくことにする。
8類型に部下を当てはめて考えると、ほぼ書かれているとおり。「落ち着け」と言いたくなる人は獲得フォーカスだし、「この件いつ終わるの?」と言いたくなる人は回避フォーカスだった。おもしろ。 -
ちょっとモチベーション系でいくつか本をピックアップしていたので、
ざざっとナナメ読み。
この本の大きな特徴は、人をざっくり8つの性格特性に分類して、
それぞれによってモチベーションのスイッチが違いますよと説いたところ。
なるほど、言われてみれば、どんな人にも万能なやる気のスイッチってなさそうだ。
多くの人にとって、自分は分類のココ!と明確に言えないところが難点だが、
それでも「こっちかこっちかな~」みたいな感じで、
ざっくりは言えるはずで、そこそこ参考になる。
洋書なのに、冗長な例がたくさんある訳ではなく、
コンパクトに結論をズバッと言ってくれているところには好感を持った。
おかげで、1時間とか2時間もあれば、著者の主張がクリアに理解できてしまう本です。 -
マインドセット(成長/証明)・フォーカス(獲得/回避)・自信(有/無)という3つの切り口から8つのタイプに分類し、各タイプがどのような性質を持つのかを説明した上で汎用的にやる気スイッチを挙げる方法を記載している。
フォーカスについてはその人の性質によるところが大きく優劣はないが、マインドセットについては「自分がどうなりたいか、どう成長したいか」ということを意識する成長マインドセットの方が優れており、自信については当然ある方がいい。
証明マインドセット→成長マインドセットへの移行は、簡単ではないが、人目を気にした目標設定から成長や改善にフォーカスした目標設定へ意識的に変えていくことでマインドセットも変えることが可能である。
また、自信をつける方法はとにかく試して成功体験を積むことだといえる。
併せて成功体験を時折顧みることも重要であるが、単に成功体験を回顧するにとどまらず、「なぜ成功したのか、うまくいったのか」という理由の探求も肝要である。その際、コントロールができない「能力」という側面に理由を求めてしまうとうまくいかなかったときも能力のせいにしてしまい、その後の自信喪失につながってしまうことから、コントロール可能な「頑張り・努力」にフォーカスして考えることを意識する。
成長マインドセットを持ち、また自信をつけることで最低限やる気スイッチの入りやすい精神状態を獲得できるといえる。 -
メンタリストDaiGoが動画内でおすすめしていたため読んでみました。似たようなタイトルの自己啓発本が世の中に溢れていますが、この本はよりシンプルで的確です。
著者はマインドセット、フォーカス、自信の3つの観点から、やる気のタイプを8タイプに分類し、それぞれの特徴と問題点について説明しています。この分類がとてもよく当たっている!過去の自分の体験と照らし合わせて、あの時上司に言われた一言でなぜやる気が落ちたのか、逆にやる気が上がったのか理解できました。
何より、じっくり読んでも1時間程度で読めてしまう点が素晴らしいと思います。だらだらと例示したり胡散臭いトレーニングについてページを割くことなく、エッセンスだけが書かれており読みやすいです。
自己分析だけでなく、自分とはなんだかそりの合わない人間について、自分とは違う動機で行動してるんだと客観的に考えることができるようになりました。
成長したい・スキルアップしたいけどどうしていいか分からない、他人に改善してもらいたいことがあるのに聞く耳を持ってくれないなどお悩みの方にオススメです -
8つのタイプ別にやる気が上がる方法、共通する方法なんかが纏められてる。
ただ、タイプ別にカッチリ当てはまる人にはとても参考になると思うけど、微妙な人もいるかなと…
当てはめて自分はこのタイプだから、こうしなきゃやる気が出ない!と狭めるよりは一通り読んでいつでもやる気が出るように習慣にしておく事、出来ない場合の代案を決めておくなどの対策でやる気が出るのかなと。
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部下をどうモチベートするかについて課題認識のあるマネージャーと一緒に読みたくて手にした1冊。文章量も少なく端的にまとまっているので分厚い本をじっくり読むのが苦手な人にもお勧めしたい(その分内容はあっさり)。
人によってやる気を高めるスイッチが異なる、ということを前提にその類型を8パターンに分けて解説している。その分け方もマインドセット、何に関心が向くか(フォーカス)、自信の有無のそれぞれの観点に対し、2パターンずつの組み合わせで計8パターンになっているので、シンプルで理解しやすい。自身の気づきとして特に「回避フォーカス」かつ「成長マインドセット」の組み合わせの人について、意識的なアプローチができていなかったように思うので、分析の軸とその対処アプローチについては頭に入れた上で実践していきたい。 -
サクッと読める。人をタイプ別にカテゴライズして、望む方向へ(本書ではやる気を上げること)パターン毎に対処するという考え方は、「コーチング」や「1on1」の文脈でよく登場する。エニアグラムやマズローの欲求5段解説などはその典型と言える。
本書の実用性については読んだばかりなのでわからないが、サクッと読み直せるという意味では使えそうではある。
要約はこのページがわかりやすい。
https://fumikoat.com/the-8-motivational-challenges/ -
やる気を上げるにはタイプに応じた治療が必要という話し。
1.成長マインドセットを持つこと
2.自分の力で変えられるもので成功や失敗の原因を考えるようにする
3.獲得フォーカス/回避フォーカスが活かされる環境をつくる -
clubhouseでメンタリストのDaiGoさんが紹介してたので。
中の性格分類?、めちゃくちゃ当たっている。
私は"退屈な人"だったけど、書いてあるような声かけや活躍する場があると本当に喜ぶ。
自己分析にも役立つけど、部下との関わりなどの人間関係で困ってる人には良書だと思う。
目指せ"熟練の匠"で生きていこう〜。
まずは人と比べない、成長のマインドセットを落とし込むところから。