- Amazon.co.jp ・本 (225ページ)
- / ISBN・EAN: 9784799324073
感想・レビュー・書評
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「科学道100冊2020」の1冊。
原題は"Body-A Graphic Guide to Us"。見てわかる人体図鑑といったところ。
全体に、インフォグラフィックと呼ばれる表現を用いる。まえがきによれば、インフォグラフィックとは
情報と知識を組み合わせて図式化したもの
を指す。
色や形を駆使して、パッと見て情報をつかめるように工夫されている。
カラフルでポップ、眺めていても楽しい。
例えば「もしも人体が1000倍になったら」という図。ヒトの伸長が1.6kmであったら、その高さはエッフェル塔5個分に相当し、大腿骨はエンパイア・ステート・ビルくらい、皮膚の厚みは2mでドアの高さと同じくらいになる。
第1章:数字でわかる人体
第2章:人体の見えない働き
第3章:遺伝する人体
第4章:感じる人体
第5章:ひとつになる人体
第6章:考える人体
第7章:成長する人体
第8章:人体と医療
各章のセクションでは見開き2ページで人体のさまざまな側面を解説する。
筋肉の力、主なエネルギー源とそれを消費する活動、DNAの複製、音が聞こえる仕組み、神経系の全貌、共感覚、さまざまな人工器官など。
興味のある項目を拾い読みしてもよいし、もちろん通読してもよい。
個人的には、上腕二頭筋を完全に鍛えると大人3~4人を持ち上げられるはずという豆知識や、脳の重量と体の大きさに対する比率をヒトと他の動物で比較した結果がおもしろかった。重量で一番なのはマッコウクジラの7,500g(ヒトは1,400g)、比率で最も高いのはツパイ(リスに似た哺乳類)の1:10(ヒトは1:40)だそうである。
「世にも美しい」と冠する書籍は時々見かけるが、本書の場合はインフォグラフィックを特徴としているので、そのわかりやすさ・インパクトを前面に出したタイトルの方がより良かったのではないかと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2階書架 : QS017/PAR : https://opac.lib.kagawa-u.ac.jp/opac/search?barcode=3410165368
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【電子ブックへのリンク先】
https://kinoden.kinokuniya.co.jp/muroran-it/bookdetail/p/KP00064653/
学外からのアクセス方法は
https://www.lib.muroran-it.ac.jp/searches/searches_eb.html#kinoden
を参照してください。 -
必要な本
…というのは、タイトルから想像するような写真、イラスト美麗な本で全く無く、わかりやすい図やピクトグラムで、脳の全体像網羅したいときのインデックスになるから。 -
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あとで書く
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図やカラーが豊富で人体がイメージで掴みやすい。 -
↓利用状況はこちらから↓
https://mlib3.nit.ac.jp/webopac/BB00560079 -
2021年4月 小展示「命を発見する、読み物図鑑」