持続可能な資本主義――100年後も生き残る会社の「八方よし」の経営哲学 (ディスカヴァー携書)
- ディスカヴァー・トゥエンティワン (2019年1月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
- / ISBN・EAN: 9784799324226
感想・レビュー・書評
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八方よしの経営哲学を実践する企業が増えてほしい。
上手い仕組みの裏には、それを支える見えない努力も必要である。
目先の損得、成功か失敗か、人間関係における上か下か…みたいな短絡的な二者択一ではなく、もっと大きな視野を持ち、複雑な関係をマネジメントしていくことが大切である。
仕方のないことかもしれませんが、例に挙げられた企業の一面しか書かれてないのが残念です。一件一件の素晴らしいところについてもっと詳しく読みたかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
久しぶりにこころにスマッシュヒットする本に出会えた。
・リターンをお金だけで捉えると、ステークホルダーと利益相反がおきる。
・ファンをつくる。
事業を営む理由は、ステークホルダー全体で、共通の価値を創造するため。利益、売上を最大化することではない。それは手段であり、副次的なものである。倒錯してはいけない。
理念が、ステークホルダー全体で、浸透し・支持されている会社は、素敵だな。 -
理念としての八方よし。潮目が変わってきたのは間違いない。
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社会に必要とされる会社について『八方よし』という切り口で紹介している。内容としてはその通りと思うが、書物としてはただただ取り引き企業を紹介しているだけで、なんら著者の考察などなく、読み手の思考を広げる箇所はない。
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おすすめで読んだ。
短期利益の追求を目指すと、短期的には利益につながらない投資をする判断ができず、長期的な価値毀損を招く。ってのは大枠理解。
ただ、必ずしも多くのステークホルダーを向いていることが良いことだ、というのはどうなんだろう。
アマゾンのように顧客ファーストを明確に掲げていても、それが実現できることを理解して協力してくれるステークホルダーがいれば、それは結果的に八方よしになっているんじゃないかと思った。
どちらかというと、理念のさす世界観を明確にして、「理念に対して筋が通っているか」を行動基準にしているかが大事なんだろうな。 -
これからは、個人がいい会社を育てる、支える必要がある。なぜか、資本主義の限界がきている。
また、価値観をかけていく必要がある。
これからいい会社は、社会課題を解決する役割も担っていく。なぜか、それは国、自治体が社会的課題を解決する財政基盤がないからだ。
今の仕事をする中で、共感する部分が多く、世の中の流れもそうなりつつあると感じた。 -
すごく参考になった本。
"キレイゴト"に真剣に取り組む人は自分の周りでも増えていて、かっこ悪い、って揶揄する雰囲気も昔に比べたら弱くなってきた気がする。
経済だけじゃなく、生き方とか人生観とか、そういうレベルで自分自身と変わっていかなきゃいけないのかな、なんて考えた。 -
東2法経図・6F開架:333.8A/A62j//K