いまこそ知りたいDX戦略 自社のコアを再定義し、デジタル化する
- ディスカヴァー・トゥエンティワン (2021年4月23日発売)
- Amazon.co.jp ・本
- / ISBN・EAN: 9784799327173
感想・レビュー・書評
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【概略】
「DXとは?」「デジタイゼーション・デジタライゼーションとDXとの違いは?」といった初歩的な疑問から、実際のDX運用における様々な壁について、シリコンバレーでの経験と、クライアントによる運用実例を交え、わかりやすく示してくれる。
2021年05月04日 読了
【書評】
初歩的な疑問(デジタイゼーション・デジタライゼーション・デジタルトランスレーションの違い)もわかってなかった自分、役員として手伝っている会社でのDXを担当してるというね。
結論としては、経営理念を作り、その経営理念をどう徹底させるかに執心するという経営者が経営者として邁進しないといけないところを、今一度(デジタルという要素を加味し)考えるというところが重要で、その鳥の目をしっかりもった状態で虫の目でもって進んでいく、というもの。具体的な部分で導入の壁・運用の壁という2つの壁を乗り越えていくという。そのあと、細々とした注意点などを各論的に書いてくれてた。
この本の感想とは少し離れてしまうけど、ITリテラシーの高低って導入・運用のスムーズさにかなりの影響があるね。自分もそうだけど、いくら頭で効率化や便利になるってわかっていても、新しいことを導入することに対する抵抗ってあったりする。この辺りの克服方法なども、色々な事例、見てみたいね。
またまたこの本に話を戻す。ITとは関係ない企業もデジタルカンパニーとして考えることがDX並びにアフターコロナで生き残る重要なキーとなる、ってあって。そしてそれについて実際の事例を不二家やホリプロといった知名度の高い企業を媒体に教えてくれてる。なんというか、励みになるね。アイデア次第なんだね。あとはデータの生かし方か。
アベマで Google 訴訟について取り上げられた番組があり、そこで西村博之さんと著者がやりとりしていたのが著者を知るキッカケで。あの論破王・ひろゆきさんに対し、凄く知的に、わかりやすく、さらには素敵に対応していたのが凄く印象的で、それで思わず(前述のとおりちょうどDXに挑戦していることもあり)この本を購入することとなった。コミュニケーションが円滑になされているということが、本の心証をよりよくした事例だったりする。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
具体的な戦略論よりは考え方が中心だと感じました。
経営者だけでなく、チームリーダーからでも十分に参考になるポイントはあるかなと思います。 -
現業でDXに関わっているため、かいつまんで少し読んだ。
DX推進にはプロマネのスキルは必須であり、プロフェッショナルである事が肝になると言う。自分も仕事する中でひしひしと感じていることなので(中途半端なスキルだと方向性を誤る)、このスキルを極めるには場数を踏む&覚悟が必要だなと思う。 -
事例を挙げて説明されている。
以下が参考になった。
Dx とはコアの再定義とコアのデジタル化
課題の抽出
ゴールはなにでKPIはなにかを明確化できないとPOCは完了できない -
●一分野マスター読書「DX」8冊目。「「会社にとってのコア」を再定義し、それをデジタル化することが、DXの本質」というのは至言。
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勤務先でDXを進める必要があると思っているのだが、周囲を説得できていない。にもかかわらず、現在の基幹システムには問題が多々あり、OSもIEであり、変えざるを得ない状況である。ITには強くないが、他にやれる人がいないので、やるしかないと思い、手に取った本。
デジタイゼーション→デジタライゼーション→DX。デジタイゼーションすらおぼつかない会社で、どうやってDXを進めるのか。
若干、AI寄りの内容になっているが、テクニカルな話ではなく、考え方に多くがさかれていてわかりやすかった。 -
リファレンス本としてよさそう
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これからDXに取り組む人には入門書として分かりやすい。
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出版時点までに起こっていることのまとめ、的な本。
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DXの定義やフェーズが体系的でわかりやすい。
ビジネスモデルとしての成功事例や失敗についても最近の企業のことがたくさん書いてあり面白かった。
デジタルをどう活かすのかはわかるが現実にはながあ時間をかけてすすめるもの。全体像の把握にはとても良い本。