実践型クリティカルシンキング 特装版

著者 :
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
3.61
  • (15)
  • (24)
  • (31)
  • (2)
  • (3)
本棚登録 : 427
感想 : 29
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784799328620

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  •  実践形式でクリティカルシンキングとは何かを教えてくれる本となっています。

     本書の内容は非常にシンプルです。問題解決に必要なのは「具体性」です。

    問題解決のプロセスは
    1.ゴールを明確にする
    2.現状とゴールのギャップを探す
    3.アクションプランを作って実践

    これだけです。また、その全てを具体的にしないといけないとも挙げられてました。

    ゴールを明確にするのは料理で言うなんの料理を完成させるかです。いくらいい素材があっても何を作るかがわかってないと意味がないと言うことです。また、いいアイデアがでてきたとしてもその解決策が抽象的な言葉じゃダメです。なぜ?具体的には?ホント?の3つのQを繰り返していき、今のギャップを炙り出します。

    そしてアクションプランを立てる際も具体的を徹底させます。

    いつまでに、誰が、どこまでやるかを徹底するこれが、本書に書いてある問題解決の方法です。

     私はこの方法を学び衝撃を受けました。本書を読む前の私は「クリティカルシンキングと言うくらいなんだからさぞ斬新な方法を教えてくれるんだ」と想像してました。が、上記のやり方は「当たり前」の方法です。問題解決の本質とは斬新さではなく、このような当たり前のようなやり方を当たり前にできることということを学べました。

  • 目的ドリブンの思考法とほぼ同じ内容。
    フレームワークを活用した時に陥りがちな、一般論になりやすいというのはとても共感できた。

  • 本書はないようとして講義に参加しているような演習形式での解説が主な形である。

    本としてはコンパクトにまとめっているためサクッと読める。

    その中でSMART、MECEの考え方の概念も紹介しつつ、その他のフレームワークも使いつつ、それだけではなく自身の頭で考えることを推奨している。

    その点では、パッとよんで概念を理解しておくのにはよさそうな感じ、ただ本書だけで応用が利くかは難しいところで、作者も近道はなく繰り返し考え続けることを推奨してその過程でのチェックや考え方を提供しているという本だと思う。

  • 内容がわかりやすくとても読みやすい。演習がありその回答もあり実際に講義を受けているような観覚で読める。ロジカルシンキングとも被る内容もあるが、そもそもの目的を考えなおしたりするというアプローチはとても重要だと感じた。

  • 考え方がすごく勉強になる。

    柔軟な思考を持つためにはどんな思考でいればいいのか
    学べた一冊。

  • 定例MTGの形骸化はちょっと耳が痛かった。ミーティングをリードする人が事前に議題や目的、落としどころを考えておかないといけない。その準備の時間をついつい怠ってしまっていた。なぜなぜ分析、MECE…
    なぜそれをするのかを常に自分に問いかける重要性を再認識…

  • ◯目的
    自分の弱みであるスピード感のある思考、深い思考力の強化のため

    ◯感想
    本書の中でも紹介されているようなフレームワークはこれまでも知識として持ってはいたものの、実際に使えていない状態からだった。
    本書では「実践型」という名のとおり、クリティカルシンキングを実際の生活で使うために、どのようなステップがあり、その中でもどこが重要でそれがなぜなのかが整理されており非常に理解が進んだ。

    ①目指すものを定義する
    ②何が問題なのかをクリアにする
    ③打ち手を考える

    クリティカルシンキングを実践するためのステップは上記の通り。
    その中でも①が最も重要だと感じた。

    それを目指す理由は?それをいつまで?どのくらいのレベルで?

    ここを明確にしないと問題の本質にも辿りつかないかつ、打ち手も変わってしまうからだ。

    限られた時間の中で問いから論理的な答えを導くことが苦手なので、クリティカルシンキングの実践を意識して生活したい。

    ・やること
    週1で世の中のニュースから1つ抜粋して、問題の本質の見極めと打ち手を考え、会社のチームのチャットで発信する

  • 2023.09.30

  • ■概要
    早くアウトプット(その時点の結論)を出すために、高速で精度高く思考を回す方法が書かれている。
    具体的なステップとして、
    1. 具体的な目標設定(なぜその目標が必要か?いつまでに?どのレベルで?)
    2. 現在地の客観的理解と目標とのギャップの分析(ズームインとズームアウト、定量化など)
    3. 打ち手の立案

    ■感想
    体系的な理論というよりは、実現場での事例も織り交ぜた形で分かりやすく説明がされており、実践的で初学者には凄くいい本と思いました。
    今回後輩にロジカルシンキング/クリティカルシンキングを教えるために読みましたが、本書ベースで話をすると非常に理解してもらえると感じています。

    ■実践
    本書をベースにクリティカルシンキングをスライドにし、人に説明できる状態になる。

  • ・目標設定の重要性とそのポイント(SMART)を抑えられた。
    ・40分ほどでサクッと読めた(実践部分は業務で積み重ねられると判断して流し読み)

全29件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

佐々木裕子(ささきゆうこ)
杏林大学保健学部教授

「2023年 『さわっても いい?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

佐々木裕子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×