桁違いの成長と深化をもたらす 10X思考(テンエックス思考)これまでの思考法の限界を超える知の全技法

著者 :
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (608ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784799329030

感想・レビュー・書評

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  • 未来への思考法。個人的にはドラえもんの世界に行くにはどういうハードルがあるかという視点で見てました。SFの問題点など参考になります。

  • 『#桁違いの成長と深化をもたらす10X思考』

    ほぼ日書評 Day720

    これまでの様々な思想・思考および著作を非常に幅広くカバー、興味深く思われた文献にあたるためのカタログないし指南書と見れば、大いに意義のある一冊。
    個人的に理解力の及んでいないところを棚に上げれば、どうすれば10倍思考が可能になるのかを端的に理解することはできなかった。

    シュンペーターいわく、イノベーションとは0→1ではない。それは単なるインベンション(発明)、それを社会実装しスケールさせる、即ち1→10、さらには10→100もやって初めてイノベーションといえる。

    そのためには直線思考のロジカルシンキングだけでも水平思考のデザインシンキングだけでもダメ。クリティカルシンキングで斜めの筋交を通し、「ゆらぎ」「つなぎ」「ずらし」を同時に、もしくは連続して行うことが必要。

    逆に、3か月、1億円かけてマッキンゼーに未来有望な事業候補を策定させ、そのプレゼンの場で社員に「これはNGリストだと思え」と語った社長がいた。そのプロジェクトのリーダーは辛かっただろうと思うが、机上の考察(あえて空論とは言わないが)だけでは役に立たないことを端的に表現した例である。

    さらに筆者は「両利きの経営」も全面否定する。イノベーションの初期はexploreから始めるのが通例だが、これと正反対のexploitの要素を考慮し始め、無駄を排除しようとした瞬間、サクセストラップにはまるというのだ。

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  • 有名なビジネス書・戦略本・リーダーシップ本の総まとめみたいな本。これを読んでみてまだ読んだことがないものは読んでおくと良いのかもしれない。この本ならではの10X 思考という主張は最後の方に出てくるもののそれほど強くはない印象。ざっと目を通しておいて悪くはないと思う。

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著者プロフィール

一橋大学ビジネス・スクール(国際企業戦略科)客員教授
東京大学法学部卒、ハーバード・ビジネス・スクール修士(ベーカースカラー授与)。三菱商事の機械(東京、ニューヨーク)に約10年間勤務。マッキンゼーのディレクターとして、約20年間、コンサルティングに従事。自動車・製造業分野におけるアジア地域ヘッド、ハイテク・通信分野における日本支社ヘッドを歴任。2010年一橋大学ビジネス・スクール(国際企業戦略科)教授、20年より現職。

「2021年 『稲盛と永守 京都発カリスマ経営の本質』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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