宝物はぜんぶここにある (シトロンコミックス) (CITRON COMICS)

著者 :
  • リブレ出版
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本棚登録 : 179
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (201ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784799712085

感想・レビュー・書評

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  • 初めて読んだ糸井のぞさん作品。 丸々一冊表題作で読み応えがあった!
    しかし不思議な読後感。 シンタロー先生すっげー欲張りだなっ(`・ω・´) 安心と恋と性欲を、全部違う相手に望むなんて…一種の性格破綻者?
    ただ言いたい事は凄くよくわかる。 楽しくて幸せで満たされてる時間て、長く続かないよね。 全部手に入れたと思った瞬間に、指の間から少しずつこぼれ落ち始めているんだ。 「おまえの娘になりたい」はビックリしたけど! 変わらない関係、変わらずに愛される対象としたら、本当に親子が一番なのかもね。

    ある意味、登場人物がみんなエゴの塊で気持ちいい(笑) 橘高なんてスゴい懐が深くてシンタローの良き理解者だと思うけど、彼は彼の芯を貫いてる。 飄々としながらも一番ブレのない人かも知れない(笑)
    書生もイイ子で、若いのにあんまりイイ子過ぎて心配したけど、オマケの二年後読んで安心した( ̄∀ ̄) 春威に引きずられて、もっとドロドロした感情を育てた方が良いよ。

    不思議な話だけど、好き嫌いで言ったら好き。 モヤモヤが残るけど「ま、いっか」と思える(笑)
    でもキスシーンというか、シンタローの眉毛がないせいで、ラブい場面もちょっと怖かった。

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著者プロフィール

7月31日生まれ。2010年、「Citron」(リブレ出版)にて『婚前旅行』でデビュー。女性誌、青年誌で活動中。主な著書に、『わたしは真夜中』(幻冬舎コミックス)、『真昼のポルボロン』(講談社)、『最果てから、徒歩5分』(新潮社)などがある。三度のご飯が好き。

「2022年 『僕はメイクしてみることにした』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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