調教は媚酒の香り (ビーボーイスラッシュノベルズ) (B-BOY SLASH NOVELS)

著者 :
  • リブレ出版
3.73
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本棚登録 : 121
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784799713082

作品紹介・あらすじ

主人に捨てられ身よりのなくなったM・潤音は、選ばれた者だけが集うSMサロンで、徹底したSと噂の調教師・宗司一鷹に預けられる。縛られたまま絶頂をむかえ続ける疼痛、全裸で外に出される屈辱、ローターを入れたまま長時間の勉強、仕置きのスパンキング…宗司だけが与えてくれる躾に蕩け始める身体。羞恥と欲望にまみれた潤音は、支配の先に宗司の狂おしい愛情を感じ取る。しかし暴力だけで潤音を束縛した前の主が、二人の関係を壊しに現れ-。

感想・レビュー・書評

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  • 結構ちゃんとSMだったかな。
    ただ潤音が反抗してたのって一瞬で、わりとあっさり従っちゃってたのでこのプレイならもう少し頑張ってくれてもいいのになーと思う。1回のプレイで従わせるにはちょっとソフトだった気がする。もう少しハードでもいいんだよな。
    いや、小スカをソフトと思ってる自分がBLの読みすぎで、もう頭おかしいのかもしれないけど。あとピアッシングもね。SMの最初の通り道くらいに思ってるところあるな、と気づいた。
    一応吊りとか、ハードなのもやってるっぽいけど詳細は描かれてないので、個人的には若干物足りなさを感じつつ、まぁ読みやすくはある。
    文章ももう少しねっちりのほうが好みなんだよなー。でもSM作品は少ないので、嬉しい。

  • 面白かった、というより、エロくてよかった、、

  • 真面目な(?)SMが読みたければ是非!
    被虐的なプレイをひとまとめにSMと括っている場合もありますが、これはあくまでSMプレイであり、SとMのあるべき役割とルールがある前提で、心の繋がりが描かれているのが良かったです。宗司のような本物に出会えれば良いですが、初めのご主人様のことを考えると一歩間違えれば怖い世界ですね。
    この心通うSMがお好きなら、激しいプレイはないですが、榎田先生の「犬ほど素敵な商売はない」もおすすめです♪

  • 2016/04/25
    想像していたのと、違う!!!

    SM・調教というので、
    もっともっとすごいのを想像してましたが…
    ゆったりとしてて、読みやすくて
    良い意味で裏切られました。

    潤音が、だんだん生きる意味を見つけ
    明るく育っていく様子が良かった。

  • 表紙が淫靡で裏を読んだらSMものという、今まで手にしなかったジャンルだったけど、妙にひかれたので購入。

    いろんな方が言ってるように、もっと激しいのかと思ったけど読みやすかった。
    ちょっとぬるい?って言われる上級者の方々には物足りないかもしれないけど、私は大満足!!!!!

    思っていたSMの概念が取り払われた~!
    痛めつけるだけじゃないんだって。

    一番印象的だったのが、鞭で与える痛みは一方的で、調教師が素手でスパンキングするともちろん受けと同じく、攻めの手が痛い。
    その痛みを共有してこその主従関係という件に、すごく感動しました!

    施設で育ち抜け出して道で生きてきた子がSMクラブに拾われ、最初の主人に仕えるもののその主人が夜逃げして行き場を失うんだけど、その最初の主人の調教がただ痛いだけ。でも、何もかもなくて求められたい受けはそれが愛だと思い込んでいて。

    1人になったところをまた別のSMクラブに引き取られてそこで現主人に出会う。
    最初はこの主人も冷たいんだけど、でもちゃんとした調教師。誉れ高きSってやつですかね。

    最初は元の主人が迎えに来ると信じて、そして他の主人に飼われることを拒絶していたのに、本当の調教を受けてどんどん真正M子は花開いていくわけ。

    鋭いきゅう覚を持った受けに、ワインオーナーの攻めがソムリエになる勉強をさせるんだけど、間違ったらお仕置きとかある。
    どんどん、受けが熟して色のある匂いを放つようになっていくんだけど、ホントワインが熟すような感じでSMものだけどとても好感が持てるストーリーだった。
    攻めのわかりにくい愛情の変化だけど、じっくり読んでると些細なところで引っかかってくるので、こちらもワインをテイスティングするような感じで攻めを味わうのもいい!

    最後は愛のある主従関係を結んで、それでもちゃんとSM要素があって初心者入門編にはベストな作品だと思う!
    ☆4.7

  • イラストに惹かれて購入し確かにイラストは良かった。内容はワインを絡めた受の成長は良かった、ただ攻の心情が今一つ解りづらく感じた。どこから潤音を愛していた?最初からにしては...。SM&調教とハードな言葉が出て来るけれど受を大切にしているからさほどでも無いから読み易いけれど、ちと物足りない。どうせならもっと可愛がって欲しかった。

  • 想像してたのはもっとキツい感じのSMだったので、ホッとしたの半分残念なの半分。
    知らず知らずに受けの中で『愛』が溜まっていって、あふれる瞬間はキュンキュンしちゃいましたね。

    ところで、えすとえむって、プレイではないせっくすはどんな風になるんだろうと、無粋なことが脳内をちらちら…だってこの二人には愛があったから余計にそこが気になったのよねw
    ほんと余計な野次馬心だけれど!ww

  • グロいホラーは大好きなのに調教やSMは苦手なので躊躇してましたが、試し読みで気になって購入。思ったより大丈夫で面白かったです。ワインバー等のオーナーで調教師宗司と前のご主人様に捨てられた潤音。ワインを通じて人として潤音が成長していく所や、宗司の潤音に対する愛情がよく分かって胸キュンでした(*^^*)

  • 調教(SM)&ワイン。
    表紙から想像してたほど過激ではなくてあくまで正しい(?)調教。
    乳首ピアスとかスパンキングとかあるけどそんなに痛くない。エロを求めてる人には物足りないかも。ちょっとラストが尻切れトンボで残念

    ワインが飲みたくなる一冊です。笑

  • ▼あらすじ
    SMサロンに住む潤音は、容赦ないSと噂の調教師・宗司一鷹に預けられることに。縛られ絶頂を止められ裸で歩かさる宗司の調教に、しだいにMの悦びを与えられどんどん磨かれていく潤音。宗司への畏怖はやがて――。
    本格SM官能ロマンス!

    ***

    表紙の雰囲気に惹かれて買いました。内容はワインとSM調教のお話です。

    作品に取り上げられているプレイは緊縛、排尿、スパンキング、異物挿入、ニップルピアスぐらいでソフトかハードかと言ったら中間ぐらいかな、といったところ。

    作者さんが最初に持ち出した原稿はもっと本格的なSM寄りだったらしく、編集者さんに「痛い、汚い、読者が引くレベルはNG」と、駄目出しされ今の形になったみたいです。
    なのでまぁ、一般の方でも読めるレベルなのかな、と思います。

    個人的にはもう少しハードな方が表紙の雰囲気に釣り合ってるのかなーとも思ったんですが、お話自体は普通に楽しめたし挿絵も美しいので特別文句はありません。
    ただ、好き嫌いがハッキリ分かれる作品だと思います。

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