ホカリさんとあきのてがみ

  • 文渓堂
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本棚登録 : 39
感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・本 (48ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784799903346

作品紹介・あらすじ

あきの ゆうぐれの道を ゆうびんやの ホカリさんが 自転車で走っていると、 ちいさな こえに よびとめられます。コオロギから、かしの木から、雲の子から、ふしぎな手紙のはいたつをたのまれます。

感想・レビュー・書評

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  • 「ホカリさんはどんなにちいさなてがみでも
    たいせつにとどけてくれ」るんです。
    手紙だけじゃなくて思いを
    優しく届けてくれる人なんでしょうね。
    読後感はほっこり(非京都弁)します。

    「ゆうぐれのてがみ」
    「こうえんのてがみ」
    「くものこの しろいてがみ」
    以上、三つのお話です。

    コオロギ

    かしのき
    ↓ 
    くものこ

    昆虫、植物、雲…と
    どんどん人間から離れていきます。
    最後は気象だから生き物でもないという…。

    この順番はうまく並べていますね。
    抽象度が増していくのに対して
    不思議と説得力は減りません。
    どの話もうまくまとまっています。
    突拍子もない依頼を
    まるで必然的に引き受けるホカリさんがいて
    ちょっとした困難が起きるのを
    彼のナイスな思いつきで解決したり
    登場人物に寄り添ううちに
    ヒントを得て解決したり。
    ハッピーな終末に向かうのです。
    どの話も優しさからできています。
    安心して読んでください。

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著者プロフィール

静岡県生まれ。絵本ワークショップ「あとさき塾」で学ぶ。絵本に『おばけのドレス』(絵本塾出版)、『るーくんのベッド』(アリス館)、『こうくんとちいさなゆきだるま』(小学館)、『かえるのラミー』(BL 出版)、『のはらでまたね』『つきよのうた』(文溪堂)など。童話に『きみ、なにがすき?』(あかね書房)などがある。

「2023年 『ぞうのフニフとわにのワムくん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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