本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (48ページ)
- / ISBN・EAN: 9784799903346
作品紹介・あらすじ
あきの ゆうぐれの道を ゆうびんやの ホカリさんが 自転車で走っていると、 ちいさな こえに よびとめられます。コオロギから、かしの木から、雲の子から、ふしぎな手紙のはいたつをたのまれます。
感想・レビュー・書評
-
「ホカリさんはどんなにちいさなてがみでも
たいせつにとどけてくれ」るんです。
手紙だけじゃなくて思いを
優しく届けてくれる人なんでしょうね。
読後感はほっこり(非京都弁)します。
「ゆうぐれのてがみ」
「こうえんのてがみ」
「くものこの しろいてがみ」
以上、三つのお話です。
コオロギ
↓
かしのき
↓
くものこ
昆虫、植物、雲…と
どんどん人間から離れていきます。
最後は気象だから生き物でもないという…。
この順番はうまく並べていますね。
抽象度が増していくのに対して
不思議と説得力は減りません。
どの話もうまくまとまっています。
突拍子もない依頼を
まるで必然的に引き受けるホカリさんがいて
ちょっとした困難が起きるのを
彼のナイスな思いつきで解決したり
登場人物に寄り添ううちに
ヒントを得て解決したり。
ハッピーな終末に向かうのです。
どの話も優しさからできています。
安心して読んでください。詳細をみるコメント0件をすべて表示
全1件中 1 - 1件を表示