歴代首相のおもてなし ~晩餐会のメニューに秘められた外交戦略 (宝島社新書)
- 宝島社 (2014年5月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (287ページ)
- / ISBN・EAN: 9784800224583
作品紹介・あらすじ
饗宴で出されるものには、すべて狙いがあった!「各国首脳を迎えて行う饗宴の目的とは?」「料理人・メニューはどうやって決められるのか?」「首相官邸での饗宴と宮中晩餐会の違いは?」といった素朴な疑問から、安倍、小渕、森、小泉、福田、鳩山、菅ら歴代首相による"おもてなし"の違いや、その狙いと効果にいたるまで、外交手段としての「饗宴」を解説する一冊!聞けば誰もが食べたくなるような豪華絢爛なコース料理や年代物のワイン、人間国宝が作った酒盃に最高のサービス…。さまざまな政治的意図とシグナルを読み解けば、その背景にある世界情勢、そして日本の外交戦略の真意が見えてくる!
感想・レビュー・書評
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料理などおもてなしも外交の大きな武器であることを示した本。勉強になる。
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外交において料理は大事なおもてなし。
裏方の苦労がよくわかる本。 -
和食アピールに本気出すため 農水省がしきりだした
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20140703読了
政治の延長にある、首相官邸での饗宴。相手に何をアピールするのか、意図によってメニュー構成も変わってくる。国のトップが集って単に贅沢しているのではなく、これも大事な外交戦略のひとつだと知らしめてくれる本。●「第14章 食をともにする」話すことがなくても仲が悪くなっても、国のトップ同士はとにかく会って食事をするルールを作ったドイツとフランスの大人な関係。●日本産のワインを官邸自らこんなにプッシュしていたとは知らなかった。そんなにレベルが高くなっているとは。●小渕首相は饗宴外交に長けた人物だったのねーと、今さらながら。食事場面でのおもてなしというのは、首相本人のセンスも影響するものなんだろうと思う。 -
東2法経図・開架 KW/2014//K
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官邸での饗宴に関するエピソードが多数。ロシアのプチン大統領、仏独首脳、米ホワイトハウスの菜園、仏エリゼ宮のシェフ等のエピソードが興味深い。日本のワインや和食に対する高まる評価などにも触れられている。