ドッグカフェ・ワンノアール 凛とシルビーの謎解き幽霊譚 (宝島社文庫 『日本ラブストーリー』大賞シリーズ)
- 宝島社 (2015年7月4日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (281ページ)
- / ISBN・EAN: 9784800242396
作品紹介・あらすじ
『ドッグカフェ・ワンノアール』に勤める森川凛は、幽霊が見えるという能力を持つ。カフェの前に捨てられていた仔犬を育てることにした凛は、シルビーと名づけたその犬も死者が見えることがわかる。その能力を生かして、凛とシルビーはカフェの周囲で起こる不思議な事件を次々と解決していくが、そのカフェにはある大きな秘密があった-。幽霊が見えるカフェ店員と看板犬のコンビが活躍する連作短編ミステリー。
感想・レビュー・書評
-
図書室本。 幽霊が見える・・・って怖い設定。でも犬のシルビーは可愛い。展開が不思議。
事件に巻きこまれるのが怖い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
えええ?!ちょっとそれは想像もしませんでした。。
なんかシックスセンスをみたときの衝撃を思い出しました。 -
しるびぃ、可愛い!
-
ドッグカフェ…。めっちゃ憧れるけど、犬を飼っていないので踏み入れたことの無い場所の1つですが、ここの店員・森山凛は、幽霊の見える女の子。
ある日、仕事場であるドッグカフェの前に捨てられた子犬を発見し、成り行きで飼うことに。
すると、次々と事件に巻き込まれて…?
…ここまで書いて、これ実は拾われた犬・シルビィが事件を呼んでいるのでは…?って気になってきました。だって、実はこの犬も幽霊が見えてしまう特異体質なのです。
そんな珍しい環境で起こる事件は、怖かったり悲しかったり優しい気持ちになったりとバラエティ豊か。
最後の大どんでん返しはお見事でした!
やっぱり、とは思うけど信じたくなかったー -
すっかり騙された(笑)
心が残るがよかった。
真木刑事は凜ちゃんとくっつくのかな? -
再読でした。2019年6月7日
2015年に読んでたのまったく気づかなかった・・・ -
勤めているドッグカフェの前に捨てられた子犬たち。
その1匹と主人公の『視える』からこそ、な連続短編。
最後まで読んで驚きでした。
まさかの展開、というか、まさかの状態。
この人が犯人だったとは! に似たような驚きでした。
悪い事はしてはいけない、という
十分な教訓になる1話目。
転げ落ちるだけを考えているならいいですが
上がるつもりがあるなら、それは当然。
ドラマだけです、あんなに綺麗に恐喝できるのは。
とかいう前に、見知らぬ人が荷物取りに来ました、で
渡せる人間はどれくらいいるのでしょうか?
2話目の奥さんは、これは世の中に存在します。
自分の愛犬愛猫が一番! というのは分かりますが
血統書にこだわるのは、分かりやすいから?
子供もそうですが、育て方の問題だと思います。
ありそうで、ないといいな、が3話目。
純粋な愛情を注いでくれるからこそ、取り合いますが
そもそもその愛情は、まず互いに注ぐべきものでは?
責められる母親ですが、それならば何故父親は
休まなかった? な4話目。
仕事もパートもアルバイトも、お金をもらってる時点で
責任を持たねばならないものです。
母親だけを責めるなら、母親だけの『子供』に
なってしまいます。
そしてちらちらとダメ夫情報を漏らしていた
妹夫婦が出てきた5話目。
驚きの告白と、驚きの人物と、驚きの展開。
駄目だから支えなくては、と思っていたのか
妹さんに聞きたいものがありますが、この時点で
ようやく目が覚めた事でしょう。
そして刑事さん。
何だか怪しいな、と思っていましたが、5話目で
一緒に散歩に出たので、それも騙されました。
あ、やっぱりそっちだったのか! とw -
ドッグカフェで働く女の子と、犬のシルビーが幽霊にまつわる出来事を解決していくミステリ。ミステリというほどではないのかなと思う。全体的にあんまり登場人物に共感できなかった。連作短編でもあるし、ひとつの長編でもあると思う。
2017/6/22