大人になると、なぜ1年が短くなるのか? (宝島SUGOI文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800243690

作品紹介・あらすじ

楽しい時間はあっという間に過ぎるのに、退屈な会議は、なぜなかなか終わらないのか?大人になると、子どもの頃より、なぜ1日や1年が短く感じられるのか?子どもと大人によって感じ方が変わる「時間の錯覚」の謎に、「時間学」研究者・一川誠と、ジャーナリスト・池上彰が迫ります。忙しい現代社会で、時間とうまく付き合う方法も伝授!あなたも、時間を自由自在に調整できるようになる!?単行本に加筆・改訂して文庫化。

感想・レビュー・書評

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  • 時間学、という発想が面白い。普段から、なんでだろう?と思っていた時間の謎が今、解き明かされる。納得できると思います。

  • 「早く授業が終わらないかなあ」と思っている時に限って、時間が進むのが遅く感じられるのはなぜか?本書を読めばその秘密が明らかに!

    人間の時間の感じ方=時間知覚について、『時間学』の研究者である一川教授と、ジャーナリストの池上彰さんが語り合った一冊。

    豊かな時間を過ごすためにはイベントを増やしたり、新しい経験に挑戦したり、自分で積極的に時間をアレンジしていかないとダメなのだなあと思いました。終章に載っていた「時間に関する名言集」が心に刺さりました・・・。

    「お前がいつか出会う災いは、お前がおろそかにしたある時間の報いだ」
    byナポレオン

    「短い人生は時間の浪費によっていっそう短くなる」
    byサミュエル・ジョンソン

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著者プロフィール

千葉大学大学院人文科学研究院教授。博士(文学)。1965年宮崎県生まれ。大阪市立大学文学研究科後期博士課程修了後、カナダYork大学研究員、山口大学工学部感性デザイン工学科講師・助教授、千葉大学文学部助教授・准教授を経て、2013年より現職。専門は実験心理学。2000年、「時間学」に興味を持ち「時間学研究所」に携わる。実験的手法により人間が体験する時間や空間の特性、知覚、認知、感性における規則性の研究に従事。現在は特に、視覚や聴覚に対して与えられた時空間情報の知覚認知処理の特性の検討を行なっている。著書に『「時間の使い方」を科学する』(PHP新書)、『時計の時間、心の時間-退屈な時間はナゼ長くなるのか?』(教育評論社)、『大人の時間はなぜ短いのか』(集英社新書)など多数。

「2022年 『仕事の量も期日も変えられないけど、「体感時間」は変えられる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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