伊集院光の今週末この映画を借りて観よう vol.2

著者 :
  • 宝島社
3.64
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本棚登録 : 78
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (243ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800262844

感想・レビュー・書評

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  • 伊集院光のラジオの企画の第2弾。

    ゲストを招いて、おすすめ映画を紹介してもらい、伊集院が次の回までに映画を観て、見終った感想をまたゲストと再会し語り合う。

    映画を紹介される段階と、紹介されたものを観た後の語りを2重にすることで、面白みが増している。映画を見る前のわくわく感と、観た後の興奮という2つの違う軸から映画を味わえる、この企画は面白い。

    伊集院光ってイメージとしては雑学王なので、映画も詳しいのかと思ったら、あまり詳しくない。そこがこの企画にフィットしている。
    例えば、ダンサー・イン・ザ・ダーク(マツコデラックスのおすすめ)とか、私の中では大メジャー作なのですが、伊集院さんからするとマニアックな映画のようだったり。
    でも、だからこそあまり事前んの情報がなく、フラットに構えて紹介を聴けるし、その映画をスッと観れる。

    そして伊集院自体の見終ったあとの感想、観察眼がなかなか鋭い。これは100分de名著の時のコメントの鋭さによく似ている。

    また、ゲストがなかなか玄人。是枝監督、周防監督、山田太一、木村大作という大御所たち。映画に詳しい訳でもないのに、この人たちと対等に喋れる話術のすばらしさ。

    そして、この本で紹介された映画、やっぱりすべて面白いのではないだろうかと思う。映画を選んでいる人たちが目利きだから。

  • 読了。

    みうらじゅんがやっぱ面白かった。
    何言ってんの、この人って感じで。多分今回勧めてた映画は観ないな、うん。

    ピーター・バラカンって話のわかる人っぽくてステキな感じがする。今までの印象が変わった。というか今までなんの印象も持ってなかったけど。

    すごく面白い構成の本だし、続編出て欲しかったな。
    ラジオも面白かったから、今の朝のラジオでやってくらたらいいのに。
    (190213)



  • 778.2

  • 伊集院光の映画ラジオ番組の書籍化第二弾。ゲストがオススメ映画を1本紹介し、映画を見る前にオススメポイントを3つ上げて説明。その後、伊集院光とアシスタントが映画を見て、2週間後に再びゲストを呼んで映画を見た感想トークをする、という構成。非常に好きな番組だったんだけど、伊集院光が昼間の帯番組をやることになったので終了してしまったんだよね。書籍になっても番組の面白さは変わらず、読み終わった後に猛烈に映画が見たくなる本ですね。
    本来なら映画を見た後に、感想編を見るべきだけど、いくつかの映画は未見だったけど、ネタバレ上等で本は全部読んでしまったはここだけの秘密だ。まぁ、致命的なネタバレはあまりない気がするので、全部読んでから映画を見ても良いんじゃないかな、と個人的には思う。

著者プロフィール

1967年生まれ。84年に三遊亭楽太郎(現・六代目三遊亭円楽)に弟子入りし、落語家・三遊亭楽大として活動。87年ごろから伊集院光としてタレント活動をはじめ、「伊集院光のオールナイトニッポン」(ニッポン放送)、「伊集院光 深夜の馬鹿力」(TBSラジオ)といったラジオ番組のパーソナリティをつとめる。2012年よりNHK Eテレ「100分de名著」に出演。『世間とズレちゃうのはしょうがない』(養老孟司との共著、PHP研究所)、『名著の話 僕とカフカのひきこもり』(KADOKAWA)などの著作がある。

「2023年 『名著の話 芭蕉も僕も盛っている』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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