スープ屋しずくの謎解き朝ごはん 想いを伝えるシチュー (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

著者 :
  • 宝島社
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感想 : 87
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  • Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800277657

感想・レビュー・書評

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  • なんだか「ツバキ文具店」を思い出してしまいます。
    あまり進展していませんが、今回は最後があまり重たくなく、スッキリ終わっていました。

  • スープ屋しずく第三弾
    第二弾で一旦終わったかな?と思っていたけど、シリーズ続いてよかったなと思った作品。
    奥谷さんと麻野さんの関係がどうなるか気になる。

  • スープ屋しずくシリーズ!③
    毎回楽しく読んでいます。
    理恵さんの麻野さんに対する恋心がいっつもキュンとしちゃいます(笑)

    調理器具の話やシチューにけんちん汁なども、いつも美味しそうなスープが出てきて、読んでいると食べたくなりますね。

    日常にありそうなちょっとした謎を推理しちゃうのが面白い。そしてその人の人生を明るいものに変えてくれるのが、読んでいて心が和みます!

  • スープ屋しずくシリーズ第三弾。

    突然結婚式を延期したいと言い出した彼氏。
    ホームパーティで変色したじゃがいも。
    同じレシピで作ったのに同じ味にならないスープ。
    しずくの常連客たちにまつわる謎を、シェフ麻野が鮮やかに解く連作ミステリー。

    やはりこのシリーズは穏やかな気持ちになれます。
    理恵さんと麻野さんの恋模様も気になりますが、麻野さんの亡き妻への思いは色褪せてなくて、それはそれで微笑ましいから悩ましい。
    読む度に思いますが、こんなスープ屋があればいいのになぁ。

  • スープ屋しずくのお店の風景は私の頭に中に広がっていて、そこにいる人たちの表情もくっきり浮かんでくる。スープもこんな味なんだろうなぁって想像したら食べたくなって、とりあえずこれからスープを作ろうと思う。みんな、悩みを抱えていてもなかなか当人同士で話し合えなくて、謎解きが必要になる。傷つけたくなくて、傷つきたくなくて、うだうだ考えちゃうけど、案外みんな想い合っている。それは現実と同じなんだろう。こんなお店や、こんな人たちがいたら、もっと気持ちが軽くなる人が増えそうだ。私はとりあえず美味しいスープで、心を軽くしよう。

  • 自分の苦手な食材も美味しそうに思えるのが不思議。実際に日替り1択メニューなら自分だったら通えないけれど…。何かと謎を持ち込んでいるけど、解いてすっきりする謎じゃないと相談しにくくなりそう。

  • 美味しそうだし、二人も少しだけ進展して嬉しい。

  • このシリーズ、最初は、ミステリーとして読み始めましたが、最近は、昔で言うトレンディドラマのようなオシャレラブストーリーになりつつあり、私にとっては、少し物足りない。
    オシャレラブストーリー読む歳でもないしなー、この後の展開に少し不安。

  • 前回は麻野の妻が亡くなったときの話とか、ちょっとざわざわした。今回は少し理恵と麻野の距離が近くなったように感じたが・・
    ほろ苦いお話もあったけれど、ほんわかした感じが「スープ」のイメージと合って今のところ一番好きかな。

  • 人が人を想う暖かさが印象に残った。
    心配するあまり本人に聞けないことを推理してもらったり、亡くなった人の行動から想いを汲んでみたり。今回はスープの食材だけでなく調理器具のこともいろいろ書いてあり面白かった。

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著者プロフィール

2011年、『僕はお父さんを訴えます』で第10回『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞を受賞してデビュー。14年、『ボランティアバスで行こう!』が名門ミステリファンクラブ「SRの会」13年ベストミステリー国内第1位に選ばれる。著書に“スープ屋しずくの謎解き朝ごはん”“さえこ照ラス”“レシピで謎解きを”の各シリーズ、『映画化決定』など。

「2023年 『無実の君が裁かれる理由』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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