- Amazon.co.jp ・本 (329ページ)
- / ISBN・EAN: 9784800280206
作品紹介・あらすじ
森の奥。一匹の竜が、魔法を操る猫たちと暮らしていた。竜は猫を守り育てる。大きくなった猫は縄張りを求めて巣立つのだが、人間と暮らすものもいる。ある王子の世話役になった黒猫は、「冒険」という名の家出に付き合うことに。白猫は偶然出会った孤児院の少女を気に入り、魔法を教えようと企むが…。猫と竜と人間の心温まるファンタジー、待望の続編。
感想・レビュー・書評
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猫と竜第2弾。
挿絵の猫達がちょーかわいい!
帯には笑ってなごんでほろりと泣ける、とあるけど泣く要素は感じなかったなぁ。
ひたすら和んだ。
タイトルから、王子と少女がボーイミーツガール的な出会いをするかと思ったら独立した話で想像と違かった。でもそれぞれの成長が気になるので次作楽しみ。
冒険者ギルドの看板猫…ギルド受付嬢の友人、三毛猫のミケミケの話。初心者冒険者を観察するのが趣味な彼女は、友人に頼まれて初心者冒険者の旅をこっそり見守る。
口調から、何だかものぐさだけど頼れる姉さん臭が…!あとオカザリガニを倒す脳内を内部破壊する魔法が怖すぎる…!使用許可は魔獣だけだよね…?
黒猫と冒険王子…森のクマを一匹で倒した猫の英雄と、黒猫を師匠と呼ぶ王子の弟子。冒険を愛する王子が黒猫と共に国を出て英雄になるための旅をする。
黒猫を師匠!と呼んで尊敬する王子の熱血ぶりと、ハイハイといなす黒猫の関係にキュンとする。
白猫とぐうたら少女…孤児院の子供達のために狩りをする少女に興味をもった白猫。魔法の素養がある少女のために鍛えてあげようと世話をやくが、少女はものぐさで、やる気はあまりない。押し掛け教師といやいやながら受講する生徒の関係。
→今後白猫と少女か魔法学校にいくフラグが立ちました。次回に期待!
母猫と新米教師…竜を育てた母猫と母猫を召喚したおちこぼれ少女の話。母猫にしごかれた少女は立派に成長し、魔法学校の教師となる。
母猫は竜以外にも悪魔まで育ててたんだ…( ゚Д゚)
ちょっと敷地内にダンジョン作ってよと気軽に頼んじゃうママにゃん。ママにゃん最強説。俺にも面子ってものが…といいつつ逆らえない悪魔に吹き出す(笑)
湖畔に暮らす猫…水の魔法が得意で湖の中に寝床を作って周りを観察するのが趣味のチークロ。
森に住む魔物達の生態がひとつ明らかになる。
流れ猫ヤジュウロウ…様々な場所を自由気ままに渡り歩くヤジュウロウは今日も厄介事を解決し、報酬のねこじゃらしを口にし歩いていた所、そこで襲われていた人間の子供を保護する。物怖じしない子供を気に入り、親元まで送っていこうとすると、ヤジュウロウに会いに竜が現れ子供を町まで送るという
→竜の背中に乗るという貴重な経験めっちゃうらやましい!ヤジュウロウのアニキっぷりに惚れそう。
母猫の帰還…ママにゃん森に里帰り。立派になった竜の噂と、狩りが下手くそだった子竜が重ならないママにゃん。
突然の母の訪問に「おかあちゃん!?」と混乱する竜。ボクって!子供に戻ってるよ!(笑)
やはり母最強。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2022.11.13
素敵でかわいいお話たちにホッコリしました。
やる気のない女の子と白猫の話の続きが読みたいなぁ -
前作で登場した猫と人間のコンビたち再び。お節介で教育熱心な猫(ケットシー)たちが、野性味あふれる王子やら少女やらに振り回されている姿にほのぼのしました。そして母猫。種族など関係なし。育てた息子たちとのやり取りが完全に下町のおかぁちゃんなので、偉大な存在ながらも笑えます。
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シリーズ2作目。1作目で出てきた登場人物達をさらに踏み込んだストーリーとなっております。かわった植物や珍しい魔獣がいろいろ出てきて興味深い。タイトルからは長編かなとも思われたのですが1作目と同様同じ世界での短編で構成されています。おとぎ話の読み聞かせを聴いているようなほのぼのする世界観のファンタジー作品です。
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前作の気になってたところ、それぞれのキャラクターの活躍を少しだけ追加で語ってくれるが、それでもやはり短編集の続きの短編集なのでそれぞれの展開が短い!
強いけど野生児な王子も気になるし、魔力が有り余ってる少女も気になるし、竜の母に育てられた魔法学校の生徒も気になるし、やっぱりモヤモヤする! -
猫と竜、そして人。大元は猫のおかあちゃん。肝っ玉かあさんに間違いない。彼女のマイペースさが大好き!!。他の猫たちもほんわかと優しく強い。魔獣はちょっと怖いけどいい世界だ。
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2巻目ですが、冒頭に1巻の復習があるので、まぁこの巻からでも読めると思います。これはまぁネコ好きはほのぼの読みましょう。