- Amazon.co.jp ・本 (211ページ)
- / ISBN・EAN: 9784800297129
感想・レビュー・書評
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一杯のココアから始まる、東京とシドニーをつなぐ12の物語…って、最近似たようなフレーズを書いた。そう、先日読了した『月曜日の抹茶カフェ』の感想の書き出しと同じ。こちらの作品のほうが先に書かれているが、つながる先がシドニーだったため、あまり物語の中に入り込むことができなかった。舞台が海外となると、風景を想像しにくい、ということが原因。海外作品を敬遠する所以。
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青山さん初読です。
ココア飲みたくなります。
同じ言葉だとしても人によって解釈や感じ方が違ったりする。相手のことを想ってのことであれば伝わる。などなど、優しい気持ちになれました。
好きな場所で元気になれる事もある。
最後の章は、微笑ましい気持ちになれた!! -
川沿いの桜並木の側に佇む「マーブル・カフェ」で提供されるココアから始まり…その思いはシドニーに…そして別視点からの「マーブル・カフェ」でのココアにもどる…12編の短編にはそれぞれ色づけされていて、登場人物はみなその日その日を精一杯生きている…。
心に残った作中のフレーズ
・「…愛そうと決めて愛するものではないからね。愛は本来、すこぶる自由なものよ」
・「…正しい謙虚さというのは正しい自信だし、本当の優しさは本当のたくましさじゃないかしら。」
参ったなぁ~「月曜日の抹茶カフェ」読み返したくなっちゃった!でも、「月曜日の抹茶カフェ」は図書館からまた借りなきゃ…って思えるほど、引き込まれて気持ちがあったかくなりました。あと、シドニーに咲くジャカランタ、これ見てみたい!!ちょっと調べてみたら、キレイな優しい薄紫色の花でした。やっぱり青山美智子さんの作品っていい!! -
青山美智子さん、大好きな作家さんになりました。
初めて読んで、こうした心温まる作風を求めていたんだな、と気付くぐらい心にスッと入って涙が出た…
題名の「ココア」から、12色の色をテーマに短編集が繰り広げられるところもオシャレ。1話完結だけれど、もっともっと、と読んでいくと、それぞれのストーリーから共通項がちらほらあって、実は一つの大きなストーリーだったりする。
その世界観がたまらなく好き。
仕事で昔何度か行ったシドニーの写真を見返したり、ジャカランダの花を調べたり…新しいものに触れられる所も本の良いところだなぁと再確認。
どの"色"も良くて、これが1番って選べないな…
「辞めちゃおうか、幼稚園。行ってみようか、オーストラリア」
「赤い糸。それは、小指と小指をつなぐたよりない一本のことではなく、互いの体の中をかけめぐる血のことなんじゃないだろうか」
「私はただ、約束の日を楽しみにしながら生きていよう。マコが再びシドニーに来て一緒にジャカランダを見たら、また次の約束をしよう」
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りここ✈︎さん、こんにちは。
青山美智子さんにすっかりハマっております さてさてです。
“心温まる作風”、おっしゃる通りだと思います。特...りここ✈︎さん、こんにちは。
青山美智子さんにすっかりハマっております さてさてです。
“心温まる作風”、おっしゃる通りだと思います。特にこの作品は、ぐるっと一回りして結末に至った時のなんとも言えない幸福感は、たまらないものがありました。それもあって続編の「月曜日の抹茶カフェ」は刊行予定を知って、まだかまだかと待ち構えて発売日に読んだ初めての作品になりました。りここ✈︎さん、青山さんの作風お気に入りになられたのであれば、是非「木曜日にはココアを」の記憶が鮮明なうちに続編を読まれることをおすすめします。和風テイストないい塩梅の世界が楽しんでいただけると思います。
いずれにしても「木曜日にはココアを」は私にとってとても大切な一冊です。”その世界観がたまらなく好き”と、書かれたレビューに思わずコメント反応してしまいました。2021/09/23
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すごく心温まる話です。
ほんの些細なことが誰かの支えになっていて、少しずつ重なって収まるところに収まった感じの話です。
劇的な盛り上がりがあるわけではないのですが、どこか感情移入できてとても読みやすかったです。
「マスター」が謎めいていてとても気になりました。 -
積読をようやく。本屋で見かけてかわいい表紙とタイトルが気になっていたもの。
全体にゆるく繋がりのある12篇の小さなストーリーからなる本。東京とシドニーが舞台で、それぞれテーマカラーがサブタイトル的についている。
それぞれの出会いがみんなどこかで繋がっているということ、気付かないうちに人を救ったり救われたりすること、好きな場所にいることが元気をくれること、願いは思ったときに果たすこと、などあたたかい物語。誰も不幸にならないし、ゆるっと読むのに良い本だった。一つひとつは短いので隙間時間に読むのに良さそう。
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12色のテーマカラーの12章のおはなしの登場人物どうしの接点があり、最終章は始めに戻る。
繋がりを辿っていけば、きれいなマーブル模様を描き一つの壮大な絵のようだ。
人は人と繋がって生きていることにあらためて想いを馳せる。
「知らずのうちに、どこかの人生に組み込まれている」そのご縁を大切にしたいと思った。
人の善の部分に眼を向けたおはなしは、優しい人たちの想いがじんわり心をあたためてくれた。 -
いやぁ、すごくいい。
この作品、この作家。
数ヶ月前、初めて読んだ青山美智子さんの小説、「赤と青のエスキース」のように。
魂を丸ごと揺さぶられてしまった。
僕は青山さんの作品をまだ2冊しか読んでいないが、
今後おそらく全作買い集めると思う。
朱川湊人さん、原田マハさん、岡嶋二人(井上夢人)さんと同じように。
朱川さん以外は、ブクログで知り合ったフォロワーさんのレビューがきっかけで読むようになった。ありがたい。
昨日、今日と続けてこの本を読んだ至福のひととき。
BGMに、昨年初めて知った歌手の一番好きな曲をかけていたら、癒され感が更に。
慈しむような、包み込むような、メロディと歌声。
普段、静かな状態で読んでいるが、たまにはこういうのもいいかな。
♫ 今を生きる 具島直子-
ひろさん
ありがとうございます。今後もこの酔っぱらいめをよろしくお願いします。『泰子』も『理沙』も『進一郎』も『輝也』も、そしてちょい出の『...ひろさん
ありがとうございます。今後もこの酔っぱらいめをよろしくお願いします。『泰子』も『理沙』も『進一郎』も『輝也』も、そしてちょい出の『尋子』の出させ方も僕にとってはたまりません。それではまた・・・。2022/10/29 -
ひろさん、いえいえ、気を使わせてしまってすみません。
女性作家さんの全作品読破でブクログ卒業という、数十年、数百年かかっても10000%絶...ひろさん、いえいえ、気を使わせてしまってすみません。
女性作家さんの全作品読破でブクログ卒業という、数十年、数百年かかっても10000%絶対無理なのはわかった上での酔っ払いのような戯言ですが、これからもコツコツと頑張ってまいります。
shukawabestさん、ひろさん、今後ともどうぞよろしくお願いします。楽しい読書でまいりましょう!
2022/10/29 -
ありがとうございます。さてさてさんもひろさんも。いろいろと僕が毎日を過ごすなかで大きな楽しみと励みになっています。これからもよろしくお願いし...ありがとうございます。さてさてさんもひろさんも。いろいろと僕が毎日を過ごすなかで大きな楽しみと励みになっています。これからもよろしくお願いします。2022/10/29
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