改訂7版 PMプロジェクトマネジメント PMBOK®ガイド対応
- 日本能率協会マネジメントセンター (2022年3月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784800590008
作品紹介・あらすじ
PMBOKガイド®第7版が米国PMI本部では2021年7月に、そして日本語版は同年11月にPMI日本支部より発行されました。
PMBOKガイド®第7版では、第6版までのプロセス中心の記述をやめ、前半で「プロジェクト・マネジメントの原理・原則」を取り上げています。そして後半では、「開発アプローチ」を例に、プロジェクトマネジメントの手法は「予測型(ウォーターフォール型)」と「適応型(アジャイル型)」に大別でき、その中間に「ハイブリッド型」があると整理しています。
これは、システム開発などIT分野でのプロジェクトの拡大に従い、適応型の開発への注力を反映した形となりました。
しかしながら、適応型開発のプロジェクトの増加が顕著であるとはいえ、実務の現場においては計画的に作業を実行して成果をあげるプロセスベースのガイド(予測型)の有効性は依然として高いニーズがあります。
本書では、大規模建設などに広く活用されている予測型(ウォーターフォール型)のプロジェクトマネジメントに対象を絞って、そのエッセンスを「具体的な事例」で詳述しています。
プロジェクトマネジメントの現場の状況がよくわかる「コラム」もさらに充実させました。
感想・レビュー・書評
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2023年12月19日読了。PMBOK第7版に基づくプロジェクト・マネジメントの考え方を解説する本。複雑なツール・プロセスやインプット・アウトプットの用語説明に注力するのではなく、サンプル表や具体例などを通した平易な説明で分かりやすい。本書は冒頭で説明されている通り、過去の流れに沿った「予測型」ウォーターフォールのマネジメントに特化しておりアジャイル対応については解説されていない。アジャイル・スクラムだからと言って進捗やリソースを管理しないわけではないし、WBSやリスク一覧を作る手間を単に減らしていたような気もする、人類の英知であるプロジェクトマネジメント技法は、アジャイルであっても大規模であっても「当然やるべきこと」ととらえ実践していくことが重要、なのだろう。
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その場その場で動くのでなく、事前に全体の流れやポイントを抑える
パイロットと似ている
詳しくはこちら
https://takeoido.hatenablog.jp/entry/2023/05/07/083950 -
waterfall 型のプロジェクトマネジメントがわかりやすく書かれているので、これからPMをやるために役立つと思います。
コラムが面白かった。 -
7版の情報は期待しない方が良い。ただ6版までのテキストとしては良書だと感じた。