論語と算盤(下) (人生活学篇(いつか読んでみたかった日本の名著シリーズ13))

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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (227ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800911209

感想・レビュー・書評

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  • 産業発展する日本を憂えている。道徳なき儲け主義が蔓延ってきていることを危惧。親孝行の逸話も興味深かった。親が喜ぶ本当の姿が大事であって、自分を犠牲にして親をケアすることは逆に親不孝に繋がる。思い込みによる善意も良くないと、意味深いと思った。

  • 資本主義社会においての精神面のあるべき姿を説いていると感じた。

    ノーカット完訳のため、現代から見ると少々古臭い事もあるが、読んで損はない古典。

  • 約100年前に書かれた、今話題の名著。今読んで何か新しい考え方がある訳ではないが、100年前には斬新で先進的であったと思う。
    また、バランスがとれており、中庸を意識していると感じる。数多くの実績・業績を残された所以だと思う。

  • ●古典を読むことを本年度の目標に掲げたが、『修身教授録』につづき手に取ったのが、この本。
    『日本100大企業の系譜』には多くの大会社の創業者として登場して興味をかき立てられ、
    最近読んだ栗山監督の『未徹在』では自身はもとより、野球選手にまで読むことを勧めている渋沢栄一の『論語と算盤』を是非読んでみたかった。また、大好きな奥野宣之さんが現代語訳をしていることも、この本を手に取った理由である。

    ●具体的に、なぜ会社経営にも『論語』が必要なのか?が明確に書かれておらず、また、その内容にも理解できない箇所があり、現時点では★3つ。何年か経過した後、再読すれば、また理解度はもっと上がるかもしれない。

  • 生涯に500以上もの会社に関わり、資本主義の父といわれる渋沢栄一。その渋沢による不朽の名著『論語と算盤』を、読みやすい現代語訳にした書の下巻。

    人格と修養
    ソロバンと権利
    実業と士道
    教育と情誼
    成敗と運命

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著者プロフィール

渋沢栄一:1840(天保11)年2月13日、現在の埼玉県深谷市血洗島の豪農に生まれる。幕末はのちの将軍・徳川慶喜に仕え、家政の改善などに実力を発揮し、次第に認められる。 27歳のとき、慶喜の実弟・昭武に随行し、パリの万国博覧会を見学するほか、欧州諸国の実情を見聞し、先進諸国の社会の内情に広く通ずることとなった。帰国後は「商法会所」を静岡に設立。その後、明治政府に招かれ、のちの大蔵省の一員として国づくりに深くかかわる。1873(明治6)年に大蔵省を辞した後は一民間経済人として活動。第一国立銀行の総監役(後に頭取)として、同行を拠点に、株式会社組織による企業の創設・育成に力を入れた。また、「論語と算盤」として知られる「道徳経済合一説」を説き続け、生涯に約500もの企業にかかわった。さらに、約600の教育機関・社会公共事業の支援や民間外交に尽力。実業家のなかでは最高位となる子爵を授爵する。1931(昭和6)年11月11日、多くの人々に惜しまれながら、91歳の生涯を閉じた。

「2024年 『渋沢栄一 運命を切り拓く言葉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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