物語における時間と話法の比較詩学: 日本語と中国語からのナラトロジー (叢書記号学的実践 29)

著者 :
  • 水声社
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  • Amazon.co.jp ・本 (518ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784801000575

作品紹介・あらすじ

これまでの物語論の議論を振り返り、「比較詩学」の立場から追及可能な問題について整理し、「時間」や「語る声と視点」などの問題を詳細に考察した、新進気鋭の研究者による才気あふれる野心的な書。

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  • 【書誌情報】
    『物語における時間と話法の比較詩学―― 日本語と中国語からのナラトロジー』
    著者:橋本陽介
    シリーズ名:叢書記号学的実践 ; 29
    A5判上製/518頁
    定価=7000円+税
    ISBN 978−4−8010−0057−5 C0098
    NDC:901.3 
    NDC:910.264 
    装幀者:中山銀士

    これまでの物語論の議論を振り返りながら,テクスト言語学的な見地にもとづき個別言語における物語の言語使用を比較・分析しつつ、現行の物語論を日本語と中国語の立場から更新する。ナラトロジーの新しい地平を拓く気鋭の著者の野心作。

    【目次】
    序論 物語の比較詩学とは何か
    第1章 物語論の術語の再検討から比較詩学へ
    第2章 語りの位置と物語における時間
    第3章 語りの位置と話法
    結論 本書の提出する一般理論への課題

    【著者】
    橋本陽介(はしもとようすけ) 1982年、埼玉県に生まれる。慶應義塾大学大学院文学研究科中国文学専攻博士課程単位取得。博士(文学)。専攻、中国語を中心とした文体論、比較詩学。現在、慶應義塾大学非常勤講師(中国語)。主な著書に、『7カ国語をモノにした人の勉強法』(祥伝社、2013)、『ナラトロジー入門――プロップからジュネットまでの物語論』(水声社、2014)などがある。
    http://www.suiseisha.net/blog/?p=3826

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著者プロフィール

1982年、埼玉県生まれ。慶應義塾志木高等学校卒、慶應義塾大学大学院文学研究科中国文学専攻博士課程修了。博士(文学)。慶應義塾志木高等学校講師(国語科)等を経て、現在、お茶の水女子大学基幹研究院助教。専門は中国語を中心とした文体論、比較詩学。著書に『7力国語をモノにした人の勉強法』(祥伝社文庫)『物語における時間と話法の比較詩学』(水声社)『物語論 基礎と応用』(講談社選書メチエ)『日本語の謎を解く』(新潮選書)『ノーベル文学賞を読む』(角川選書)などがある。

「2019年 『使える!「国語」の考え方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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