落馬する人々 (パスカル・キニャール・コレクション〈最後の王国〉 7)

  • 水声社
2.00
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  • Amazon.co.jp ・本 (335ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784801002258

作品紹介・あらすじ

起源への転落、再生へのエセー
馬が嘶き、手綱は千切れ、地面にたたきつけられる。生死の境をさまよった末、血だまりのなかで息を吹き返した人間がみた世界――人馬一体の命運を転覆させ、戦争/平和、動物/人間、言語/イメージ、社会/自由の根幹を問い、起源を生き直すための忘我=脱自(エクスターズ)!

感想・レビュー・書評

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  • フランスの哲学者お得意の、エクリチュールまとめ形式の著作物。実際にあった逸話たちの、そのチョイスが興味深いし(日本語訳だけど)うっとりするほど美しい文章。私はこの小川美登里さんの訳語が結構好きで、彼女訳でキニャールの「秘められた生」という本を手元に置いておきたくて、高いんだけど買ってしまった過去がある。それにしても結構いろんな有名人が落馬してるんだね。まあ日常の交通手段だから当たり前か。

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著者プロフィール

1948年、ノルマンディー地方ユール県に生まれる。父方は代々オルガン奏者の家系で、母方は文法学者の家系。レヴィナスのもとで哲学を学び、ガリマール社に勤務したのち、作家業に専心。古代と現代を縦横無尽に往来し、時空を超えたエクリチュールへ読者を誘う作品を精力的に発表しつづけている。

「2022年 『楽園のおもかげ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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