- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784801300019
感想・レビュー・書評
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『資本論』は共産主義の本ではなく資本主義の本であるとし、「ビジネスマンの聖書」と位置づける。言われてみれば当たり前なのかもしれないが、中々気がつかない点ではある。本書は「超訳」だけを羅列しているのではなく、右ページに「超訳」左ページに「解説」というスタイルで、読みやすく分かりやすくはなっているものの、内容的にはそんなに簡単でもなく、それなりの難しさはある。
社会人の教養レベルでいいなら、これ一冊をしっかり理解すれば十分ではないだろうか。ちなみに原典を読んだ事はないので、本書の質量の妥当性を原典と比較して判断したわけではないが、自分の勉強不足もあって本書が「易しい本」だとは思えなかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
おそらく原本を読み通してまとまったある程度の知識になるものはここにまとまっているのではないかなと思う。解釈し直すなら自分で読むしかないけど一般的にどんなことが書いてあるのかを理解するにはとても便利じゃないかな。
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資本主義とお金の関係を知るため本書を購入。
資本は雪だるま式で増えるのに対し、労働者はお金持ちになれない理由について、具体例を交えて説明していてとても理解し易かったです。
経済学に詳しくない人でも理解しやすい一冊だと思います。 -
資本論は19世紀後半に書かれた古典だが、あまりにも現代の資本主義のゆがみを予言していてメチャクチャ勉強になる本。
現代では「格差社会が広がっていく」事が問題視されているが、資本主義システムを日本が選択する限り、資本を持つもの(つまり資本家)に徐々に富が集中していくのは当然のことであることを、わかりやすく説明している良書です。
原書はチャレンジしたが、難しすぎて一旦断念してます。笑