中年女子画報 (バンブーエッセイセレクション)

著者 :
  • 竹書房
3.65
  • (6)
  • (8)
  • (9)
  • (3)
  • (0)
本棚登録 : 99
感想 : 12
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (129ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784801901438

作品紹介・あらすじ

作者・柘植文が40歳になり、急に自覚した「中年」。結婚も子育てもなく若いつもりでこれまで生きてきたけど"このままでいいの?"の疑問を胸に正しい(?)中年になるために模索する体験エッセイコミック。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 「喫茶アネモネ」で気になり始め、「ひとりぶらりごはん」で完全にハマッた 柘植文作品。
    本来なら代表作である「野田ともうします」から読むべきなのだが既に絶版だし古本屋でも滅多に見ない。

    ならばと狙い(笑)を「中年女子画報」に変更。
    取り合えず、ネットで在庫を確認して大型書店2店舗に行ってみた。
    あるにはあったが、発売されたばかりの4巻以外は全部削って(研磨されて)ある!
    はっきり言って削ってある本は買う気が起きない。
    あの削り跡の見た目の酷さと触った時の感触の悪さ、本当に嫌で嫌でしようがない。
    何よりも本を削るというのが本を傷めているとしか思えない。
    出版社側にも色々と事情はあるのは解るけど なんだかなあ...........

    結局、4巻以外は古本屋で探す事にする。(その間に書店で削ってないものがあればそれを買う事に)
    ・削ってない
    ・重版でもOK
    ・帯無しもOK
    を条件にして探し始めた。
    そして6月から探し出して2ヶ月後の8月31日に2巻を入手。
    そして9月に入り3日目に1巻、その2日後に3巻を入手。全て削り無し、初版、帯付き!!(この帯付きというのが後で重要な意味を持つ)
    8月31日から6日間で3冊揃うなんて まさに奇跡と言ってもいい。(3巻を買った翌日 4巻を新刊で購入)

    前置きが長くなったが、先ずは「中年女子画報」第1巻である。

    タイトルが秀逸。
    おそらく「婦人画報」のパロディだと思うが単純に「中年画報」とせず女子を付け足すこのセンス!
    良いなあ。

    40歳を迎えた柘植文が正しい中年になる為にあれこれと体験するというのが大まかな内容。

    山に行ったり 芸術鑑賞したり 綾小路きみまろ、毒蝮三太夫を見てきたり ひとり旅したりetc.するのだが、それって中年になる為に本当に必要な事!?と突っ込みたくもなるが 中年としての人生を楽しんでいるなあというのが素直な感想。(でも漫画に描き起こすのは大変だろうけど)
    そしてユルユルというより「ユル」な雰囲気が読んでいて心地いい。(個人的には描き下ろしの「けじめの中年式」が最高)

    だからと言う訳ではないが柘植作品は変に肩肘張らずにお茶とお茶菓子(煎餅とかりん糖)なんか用意して 横になってだらだらしながら気楽に読むのが一番良いような気がする。(実際そうやって読んでたし)

    間違っても正装して紅茶とマカロンなんかが置かれたヨーロピアン調のテーブルを前に椅子に腰掛け、優雅な気分で、なんて気取った読み方は合わない........気がする。

    • 本ぶらさん
      >「野田ともうします」
      ドラマでやってたのは見ました。
      ちなみに、かなり好きでした(^^ゞ
      でも、絶版なんですか。
      ふーん。
      面白...
      >「野田ともうします」
      ドラマでやってたのは見ました。
      ちなみに、かなり好きでした(^^ゞ
      でも、絶版なんですか。
      ふーん。
      面白かったけどなー。

      >6月から探し出して2ヶ月後の8月31日に2巻を入手
      スゴっ!

      >綾小路きみまろ、毒蝮三太夫を見てきたり
      今の中年だったら、むしろ韓国ドラマの俳優にハマるよーな気がするけどなー(^^ゞ

      >間違っても正装して
      正装して読む漫画ってあるんです?(^^;
      2021/11/13
    • darkavengersさん
      本ぶらさん

      正装して読む漫画.........紋付き袴で鳥獣戯画なんてどうでしょう?
      本ぶらさん

      正装して読む漫画.........紋付き袴で鳥獣戯画なんてどうでしょう?
      2021/11/13
    • 本ぶらさん
      恐れ入りましたw
      恐れ入りましたw
      2021/11/28
  • 柘植文さんのコミックエッセイです。

    40歳になったのをきっかけに、中年向けと思われるいろいろなことに挑戦したことを紹介してあります。

    40代女性向け雑誌の読み比べと皇居の新年一般参賀体験が印象的でした。

    • やまさん
      tomoさん
      こんにちは。
      1月から、その月の最後に読んだ本に、その月のベスト3を載せています。
      きょうから始めています。
      やま
      tomoさん
      こんにちは。
      1月から、その月の最後に読んだ本に、その月のベスト3を載せています。
      きょうから始めています。
      やま
      2020/02/23
    • やまさん
      各位
      こんにちは。
      1月最後に読んだ本は、「新・浪人若さま 新見左近【四】-桜田の悪 (双葉文庫) 」です。
      見つけ方は、私のページの...
      各位
      こんにちは。
      1月最後に読んだ本は、「新・浪人若さま 新見左近【四】-桜田の悪 (双葉文庫) 」です。
      見つけ方は、私のページの「読書グラフ」の2020.01をクリックして、1月、本、27(冊)をクリックして、一番最後までもって行くと最後に読んだ本の所に行き当たります。
      やま
      2020/02/23
    • tomoさん
      やまさん
      コメントをありがとうございます。
      その月の最後に読んだ本に、その月のベスト3を載せるってすごいアイデアだと思います。
      最後に...
      やまさん
      コメントをありがとうございます。
      その月の最後に読んだ本に、その月のベスト3を載せるってすごいアイデアだと思います。
      最後に読んだ本へのたどり着き方は、今まで知りませんでした。教えてくださってありがとうございます。
      2020/02/23
  • Twitterで見かけて、ステキな絵を描く人だな、と思って興味を持ち、同年代と分かり、まさにドンピシャな本を出されているとわかったので購入。

    40代になった作者が、いろんな「中年ぽいこと」にチャレンジしています。

    私が笑ってしまったのは、シュノーケル体験の後に一人ビールを飲む柘植さんと、ラジオ体操の前の太極拳のお年寄り。
    あと私もみつを的なものは柘植さんと同じような反応をしてしまいます。

    これ読むと、まだまだ中年道もおもしろそうなこといっぱいあるぞ、と思えて楽しみになります。

  • サラッと書いてあるコマがこわい。「子宮とった後に他人の赤子と病院の廊下ですれ違って、可愛く見えた」のところ、ほんとうに、ほんとうに…。全部書いてある。

  • あるブロガーが「『正しき中年道』を究めるためのラインナップが絶妙」と書いてたのを読んで以来、微妙に気になっていたのを図書館で発見。続編の『中年女子画報 44年目の春』とともに借りた。
    中年に達した著者の、あからさまで身も蓋もない、それでいて下品ではない語りっぷりに心惹かれつつ読了。

  • 中年、良さそう。

  • これだけ色んなことしたら、退屈しているヒマないな♪(´ε` ) 人生楽しんだもの勝ち! 辻占ちょっと気になるσ^_^ 雑誌って年齢もそうだけど、性別でも自分と全然違うとこ読むと面白くて好き〜♪( ´▽`)

  • 自分が不惑を迎える前後で思い描いていた「中年になるんだしやった方がいいのかな」的なことが被りまくり!
    「私だけじゃないんだ!」という安心感(?)を抱きながら楽しく読みました。
    楽しませるための盛りだとは思いますが、ちょっと柘植さんの自虐が過ぎて鼻につくな~と感じるところもありましたが、私がちょっと能天気だからそう感じるのかな…。
    でも、中年ライフをとことん楽しみたくなる一冊です!
    きみまろライブ行ってみたくなったし、船場のセンター地下のウエイトレスさんにも会いに行ってみたい、辻占も興味ある…ああ、やりたいことがこの本のおかげで沢山できました!

  • 正しい中高年になるために、何が必要か。
    実に興味深いテーマを味のある漫画でガイドしてくれる一冊。

    来たるべき中高年デビューに備えるため、まずは千林商店街に行ってみます。

  • 著者と同い年。39歳から40歳になったときの焦りや「どうやって年を重ねようか…」という悩みはみんな同じなんだなと安心しました(それじゃダメか)。こうすれば正しい中年道を究められるのでは、というラインナップが絶妙です。私も気になっていたものばかりで、ふむふむと読み込んでしまいました。

全12件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1973年、東京都出身。99年、商業誌デビュー。著書「野田ともうします。」「中年女子画報」「幸子、生きてます」「むか~しむかしの」など。

「2022年 『喫茶アネモネ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

柘植文の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×