実話怪談 寒気草 (竹書房文庫)

著者 :
  • 竹書房
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本棚登録 : 29
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784801917859

感想・レビュー・書評

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  • 怖かった。

  • 実話怪談の良さは「他人の人生を覗き見る」という快楽を含むものであるがこれは些か毒気が強すぎる一冊。
    とにかく忌まわしい、怖いよりも忌まわしいという感想が先行する。特にこの本は「犠牲者が出る」話が多く「明日は我が身かも」と、そういった恐怖を感じる。
    そして家系に関する話、特に「銀板写真」が良い意味で創作的で良かった。

  • 最初の話「妹」がタイトル通りの寒気のするような話でした。
    最後の「銀板写真」は最後の話とだけあり大作でした。ただ、最後に友人が怪談集めを辞めた理由を説明する前のセリフに逆説に逆説を被せた、小説ではあり得ない表現があり違和感はありました。

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著者プロフィール

神沼三平太(かみぬま・さんぺいた)
神奈川県茅ヶ崎市出身。O型。髭坊主眼鏡の巨漢。大学や専門学校で非常勤講師として教鞭を取る一方で、怪異体験を幅広く蒐集する。近刊に『実話怪談 揺籃蒐』『実話怪談 虚ろ坂』(蛙坂須美・共著)、その他主な著書に『鎌倉怪談』『湘南怪談』『千粒怪談 雑穢』など。
詛は——厄介だ。

「2023年 『呪物怪談』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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