化野さんはすでに死んでる。 1 (バンブーコミックス)

著者 :
  • 竹書房
4.20
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本棚登録 : 30
感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (102ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784801957091

感想・レビュー・書評

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  • ようやく手に入れた、やっと読めた
    探し回った事もあってか、凄く面白く感じた。注文すれば、すぐに手に入るのは分かっているのだが、やっぱ、負けた気がするのだ、漫画読みとして。色んな店を巡って、棚の片隅に目当ての本を見つけた時の高揚感、これはたまらない。クセになってしまう
    さて、初っ端から、感想に関係ない事を書いてしまい、申し訳ない
    ここ最近、人外ヒロインの人権が強まってきてくれて、人外キャラ好きとしては嬉しい限り
    デザイナーの日常が描かれている、それだけじゃ「普通」で漫画として成立しない感じがするが、ヒロインがゾンビとなるだけで、こうも面白さが膨らむのか。時瀬先生、よくぞ、そこに気付いたな
    ヒロイン・化野さんのブラックなゾンビジョークや、ゾンビ特有の肉体の脆さなどから、時瀬先生がマジにゾンビが好きで、その愛を抑えきれないってのが伝わってくる
    ただ、ゾンビが働くだけでなく、人間の先輩・一条さんや同僚の鹿ケ谷さんとキズナを深めていく過程も、丁度いいペースで描かれており、ほっこりする
    また、デュラハンやヴァンパイアなど、人外の中でもダーク寄りの存在も、ごくごく普通に人間社会で職に就き、バリバリ精力的に働いているって点もシュールながら、妙にリアリティを覚える
    化野さんの暴走を一条さんが止め続けられるのかも気になるトコだが、個人的に(2)で変化に注目しているのは、白銀会長と堀川さんの仲。化野さんと一条さんに劣らぬベストコンビなのは間違いないが、堀川さんは果たして、今のままでいいと思っているんだろうか。恩があるから側にいる、と言っているけど、本当かな?種族とか年齢の差とか壁はあるだろうけど、一回、自分の気持ちをぶつけてみなきゃ伝わらんぜ。大人っぽさと子供らしさが同居しちゃってる白銀会長には特に
    この台詞を引用に選んだのは、「深い」とか「響いた」とかではなく、「言われたいもんだ」と切実に思ってしまったので。後輩には優しく接しているつもりだが、それが尊敬に結びつくとは限らない。むしろ、打算があったら尊敬されなくて当然だ。自然体で先輩として、自分らしく働いていれば、自然と敬われるようになるかね・・・けど、面と向かって、このコトバを、化野さんみたいな良い後輩に言われたら照れくさくていけないな

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著者プロフィール

兵庫県出身、埼玉県在住。漫画家・イラストレーター。おもな作品に「魔法少女のカレイなる余生」 シリーズ(芳文社)、『化野さんはすでに死んでる。』(全2巻/竹書房)などがある。趣味は映画とフットサル。

「2018年 『悪魔召喚! 3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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