若旦那はザンネン。 1 (バンブー・コミックス)

著者 :
  • 竹書房
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本棚登録 : 33
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (106ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784801969032

作品紹介・あらすじ

陰キャの町おこし奮闘記!

ちょっと残念なお茶屋の跡取り・しのぶ、
お人好しな大学生・晴太郎、
マイペースで自由なしのぶの妹・風子。

小さな商店街で繰り広げられる、
下町人情コメディ!!!
第1巻!

感想・レビュー・書評

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  • 寂れた商店街の跡継ぎとそれを取り巻く人々の話。「ちょっと変なところもあるけど素朴な頑張り屋」っていう地に足のついてるお話なところは健在で安心感もあり。「お年寄りは自分の代で終わらせてもいいと思ってても、若手はその後のことを考えないといけない」ってのは大事なんだけど、実際は後継者がいなくて廃業しちゃってるというから、なんとか上手くいかないものかなあと思いますね……

  • こちらも、『日々、君』と同じくらい、小池先生らしさが滲み出ている
    私的に、この『若旦那はザンネン。』を読んでもらいたいのは、私と同じく、しぞーか人。老舗の茶舗が話の舞台であるなら、お茶で有名な静岡に住んでいる者としちゃ読んでおきたい漫画
    お茶の淹れ方や豆知識が、ちょいちょい出てくるので、何気に役立ってくれるのも嬉しい(←これまた、失礼)
    あと、本宮ひろ志先生の代表作『サラリーマン金太郎』や『グッドジョブ』の愛読者にも、私は自信を持って推薦できる、この『若旦那はザンネン。』を
    働くってことに対する意識や、自分が生活していく場所を寂れさせないためには、どんな努力をすべきか、を考えさせてくれる
    タイトル詐欺でないのも、これまた、高ポイント。確かに、この『若旦那はザンネン。』の榊しのぶは、残念な部分がある。けど、駄目な奴じゃない
    自分の捻くれたコンプレックスと必死に向き合って、自分を変え、大切な場所を守り、なおかつ、より良くしていこう、と頑張れる芯の強さがある
    そんなしのぶの良さを知ってくれている友人らが、彼を支えている姿には、結構、グッと来るものがあるので、その手のストーリーが好きな人にもおすすめ
    基本的な内容は、このままを維持してほしいにしろ、小池先生のファンとしちゃ、もうちょい、ラブコメ要素を濃いめにしてほしい。しのぶの漢気を引き出すようなヒロインが、今後、出てきて、彩り豊かになってくれりゃ嬉しい
    あと、バブが可愛いので、実際に作ってくれないかな、月刊まんがくらぶの編集部さん。人形が無理そうなら、せめて、ラバストか缶バッジを

    この台詞を引用に選んだのは、小池イズムを感じ取れるので
    作中で、しのぶの、不器用な前の向き方に好影響を、特に受けているのは、晴太郎かもな、と私は思っている
    しのぶに、自分が抱えている傷を打ち明けて貰い、彼の見た目からは想像できない強さを知った事で、晴太郎も人間的に成長しているんじゃないだろうか
    彼の言う通り、世の中、色々な人がいる。出来る事、出来ない事も人それぞれで、生き方っつーか、どう生きたいか、も千差万別だ
    自分や世間の常識に当てはまらない生き方をしている他人を、輪から追い出すのではなく、己を成長させるために受け入れられる柔軟さを持つ人間を、私は尊敬する
    こういう考え方を出来る晴太郎を、愛し気に見つめるみずほちゃん、良い顔している
    周りがよく見えていて、気遣いもできる晴太郎だけど、大体、こういうタイプは、自分に向けられている恋愛感情には疎いもんだから、みずほちゃん、もっと、積極的に行った方が良い
    「・・・器用な人もいれば、不器用な人もいる。人によって、当たり前に出来ることは違う。全ての人が、同じように生きられるわけじゃな・・・ただ、それだけのことなんだと思います」(by日ノ出晴太郎)

  • お茶屋さんが舞台だ~(喜

    と思ってたら、お茶そのものじゃなくて商店街再生物だった。そっかー。

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