スノーステーション (Linda BOOKS!)
- アース・スターエンターテイメント (2010年2月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (429ページ)
- / ISBN・EAN: 9784803001686
感想・レビュー・書評
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爆弾低気圧が近づく青森駅。
運転手という夢を諦めきれない駅員城野修一。
修一に憧れる女性車掌早坂いづみ。
鉄子と蔭で呼ばれる駅長代理の山下麻衣子。
青森駅でラーメン屋を営む元青函連絡船の船長、キャプテン。
9年前に修一と駆け落ちするはずだったのに姿を消していた敦子。
5歳の家出少年、自殺志願の女子高生、明日に手術を控えた白血病の少女とその家族。選挙運動最終日に首相の応援演説を熱望するボンクラ3代目候補者と老練秘書。受験前日に東京を目指す高校生。全財産を差し押さえられた男。
彼らの前に自然の猛威が襲い掛かる。
とはいえ、自然の恐ろしさや災害はあまり描かれない。
それに翻弄される駅と車内での出来事のみ。
面白い面白い。
しおりが切符風というのも洒落ていていいですね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
簡潔に書いてあるし、話もテンポ良く進むので、さらりと読めて楽しめました。
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タイトルに惹かれて購入。
登場人物の概要が先に記載されているので
恩田陸のドミノみたいだと期待のハードルはあがった。
ストーリーテラーが変わる本作。
あまりに第三者の目から見た当人が嫌なやつすぎて
後から当人目線の話になっても感情移入できない。
ベタな描写ほど過度になれば冷めてしまう。
結果。内容は薄い。魅力的なキャラクターもいない。
登場人物が多い理由も分からないし、
ラストなんてすごく安っぽい。 -
クリスマスイブの青森駅。次々に起こるトラブルが後半に一気に解決していく。まぁ普通に楽しめた♪
2013.2.27 -
2010年12月4日、新青森駅まで開業した東北新幹線。この作品は、その新青森駅ではなく、青森駅が舞台の作品です。
爆弾低気圧に青森が襲われて、青函トンネルに特急が停止したり、青森駅には受験や手術などのために移動しなければならない乗客がいたりと言うトラブルを描いています。首相が女性だったりと、近未来的要素も盛り込まれています。しかしながら、その舞台設定的に疑問符が付くところもあります。青森駅の責任者が、駅長代理と言う役職の人物で、駅長が出てこないんですよねぇ。素直に駅長で良いのでは無いかと思うのですが? ちなみに、その駅長代理も女性だったりしています。
細かいことを言うとキリがありません。細かいことを気にしないで、読むのが良いと思います。 -
爆弾低気圧の猛吹雪に襲われた青森駅。大停電で青函トンネルに閉じ込められた日本初の女性総理。明日の手術のために今日中に東京に着かなければならない少女。集団自殺を約束した函館へ向かう家出少女。債権者から必死で逃げる男。入試を明日に控えた学生たち。次々と巻き起こるトラブル••••••。
史上最悪のクリスマスイブに立ち向かう若き駅員と若き女性車掌。そして鉄道マンと仲間たち。そんな駅に待っていたのは、まさにクリスマスイブの奇跡だった。 -
冬の駅でのクリスマスイブの物語。いろんな人がいる。でも人の善意って伝わるものだなと思った。
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単純にすき。