転生した大聖女は、聖女であることをひた隠す 1 (アース・スターノベル)
- アース・スター エンターテイメント (2019年6月15日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (356ページ)
- / ISBN・EAN: 9784803013061
作品紹介・あらすじ
騎士家の娘として騎士を目指していたフィーアは、死にかけた際に「大聖女」だった前世を思い出す。
え?聖女って、すごく弱体化しているのに、絶滅寸前なため、崇められている職業だよね?
私が使う聖女の力って、おとぎ話と化した「失われた魔法」ばっかりなんだけど。
そういえば、前世で、「聖女として生まれ変わったら殺す」って魔王の右腕に脅されたんだっけ。
こんな力使ったら、一発で聖女ってバレて、殺されるんじゃないかしら。
…ってことで、初志貫徹で騎士になります! 静かに生きます!
なーんて思ったけど、持っている力は使っちゃうよね。だって、色々便利だから…。
感想・レビュー・書評
-
主人公のフィーア・ルードが超超天然。大人しそうでいて、実は大胆不敵というか、全然屈託のない女性。周りをてんでに巻き込みながら、まあ、隠れ聖女(もと大聖女)としていろいろ立派!?なことをやっていってしまう。根本的に能天気な物語でございます。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
前半ヒロインが少し苦手なタイプでちょっとウッとなってしまった。うっかり系おバカさんタイプのヒロインなので、タイトルにある聖女であることをひた隠すっていうのはダウト。ところどころで隠す気ないじゃん笑!ってなったわ。でもそれは困ってるひとを捨ておけない、考えるより行動!なヒロインの性質によるものだからだとは思うんだけどさ。
それでも張られた伏線が気になり話運びもテンポ良くてさくさく読んだし、おもしろかったです。特に後半のレッド、グリーン、ブルーとのお話が好き。
聖女を歪めたのは誰なのか、ヒロインを前世でリョナばりになぶり殺しにした右腕のひとは転生してるのか。続きが気になる -
とても読みやすく分かりやすく軽くてパワフルだった。
2021/6/12 -
大聖女が300年後の世界に転生し、騎士となって地味に生きようとするもさまざまな場面で活躍してしまうという明るいラノベファンタジー。
主人公が最強すぎる気もするがとぼけた性格で好感が持てるし、読みやすくて楽しく気楽に読めるのがよい。 -
Amazonプライムでよんだ。
自分には関係のないジャンルかと思って今まで読んでこなかったけどおもしろいね。
最近小説読めなくなってたんだが、これは脳にすばやく届く。 -
話が進めば進むほど面白い。前世がすごく悲惨な終わり方。基本明るく楽しい話だけど、トラウマや裏切り過去の繋がりで胸にくるエピソードもあり夢中で読んでしまった。待ちきれなくてなろうで続きを読んだけど完結してなくて悶え中。結構たくさん加筆してるっぽいので全部揃えようかな。
-
この一冊は文句なく面白い作品です。
初回限定SS 『騎士団総長サヴィス~始まりの風とともに』カラー口絵の場面 サヴィス総長とバルコニーで会話。
国旗の赤は300年前の大聖女の髪色、フィーアと同じだなぁ。
設定にものすごく暗い過去(前世?)有りますが、ストーリーでは笑わせてもらえます。
前世大聖女のフィーアの規格外な面と、ずれた対応に触れ回されるイケメンで強い男達。
楽しいです。 -
成人の儀で魔物の魔石確保に向かった先で瀕死の黒竜王ザビリアの幼生体と出会い前世の記憶を思い出し回復させ従魔契約する。
フィーアが入団式の模範試合でサヴィス総長と付与魔法+強化魔法でやりあい、足のケガを指摘して注目を集める。
シリル率いる第一騎士団に入り、魔物討伐のフラワーホンディア戦で指揮をとり生命力の数値化とか特性の把握とかやらかす。無事討伐した夜の肉祭りでザカリー団長のフォーパック愚痴に対しワンパックぽっこりお腹を見せてシリル団長に回収され、今の聖女の在り方が「くそったれ」「聖女は騎士の盾」と発言し衝撃を与える。
第4魔物騎士団へ派遣されるがギディオン副団長に疎まれ従魔に回復薬を飲ませる仕事を与えられる。聖女のシャーロットと出会い、回復薬づくりの練習と称し一緒に泉を本来の回復薬に変える。
クエンティン団長が遠征から戻り執務室でフィーアと黒竜に出会い、フィーアにパペットを紹介される場面にて1巻終了。
(騎士団試験2ヶ月前、訳あり冒険者と双頭亀討伐)
レッド、グリーン、ブルーの3人(創世の女神を敬うアルテアガ帝国の3兄弟+妹)と一緒に聖女の力を試すため同行する。亀との戦闘で聖女の力を行使し戦闘後、レッドとグリーンの額から血を流すという呪いを解除し、眠り姫の妹の呪いをとく薬を与える。