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- Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
- / ISBN・EAN: 9784803404135
感想・レビュー・書評
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後に発表される作品の数々の洗練された完成度と比ぶべくもないが、知性と人間観察力に裏付けされたアイロニカルな視点は変わらないことが見てとれる。
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ジェイン・オースティンが12〜18歳頃に書いた小品を集めた物。
ほとんどが家族を楽しませるために書かれ、ごく短いが、献辞がついているのも伝記的面白さがありますね。
まわりを驚かせたり呆れさせたりするのが面白かったんでしょうね。
とうとつに人が死んだり、いきなり終わったりしてますが〜若さ故により過激かも。個性は表れています。
書簡体小説で、書き手がうぬぼれた発言をしているおかしさが良く出てきます。
長々と婚約している話などは案外モデルがあるのかも?
「三姉妹」で長女の結婚を巡る騒動などは後年の作品にも通じます。
生まれが1775年なので、書かれたのはフランス革命が起きている激動期なのに、そういうことは一切出てこないんですね。
1996年翻訳発行。
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