これは水です

  • 田畑書店
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感想 : 91
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  • Amazon.co.jp ・本 (168ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784803803532

感想・レビュー・書評

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  • GRAPEVINE『ROADSIDE PROPHET』の4曲目「これは水です」

  • 「ものの考え方を教える」というリベラル・アーツのお題目が真に意味していることは、ほんのすこしばかり謙虚になり、自分自身と自分の確信に少し「批判的な自意識」を持つことであって、これがその一つなのです。

    あなたがたがカネとかモノとかを崇拝するとーそれらが人生において本当に意味があると思うのであればーけっして満ち足りる日は来ません。一向に充足感がなく、底なしになります。

    ほんとうに大切な自由というものは、よく目を光らせ、しっかり自意識を保ち、規律を守り、努力を怠らず、真に他人を思いやることができて、そのために一身をなげうち、飽かず積み重ね、無数のとるにたらない、ささやかな行いを、色気とはほど遠いところで、毎日つづけることです。

  • Questo libro è estremamente difficile.

  • 2023.6.14

  • 特に意識してる訳ではないけれど、最近こういうメンタリング要素のある本を引きがち。

    スピーチを文章化したものなので内容量は少なく、1時間もあれば読める。
    確かに短いながら優れた内容で、こっちを読んでから、「ニューアース」の流れの方が良かったと思う。

    何を選ぶか、何を信じるか、どう生きるか、は自分自身であるが、標準装備されている所謂デフォルトに気をつけろ!ってことですね。

    このような博学な方であっても、というか博学な方であるからこそ、多くのことに行き当たって生きづらいということなのだろうか。

  • 初期設定に戻ること

  • 30分くらいで読める。日常の些細な、しかしイライラの募る出来事を例に取り、考え方の初期設定だと語る。そして、その初期設定を変えることの価値を説く。読みやすく、それでも今すぐに実践できる気付きだと思う。

  • 物事の枠組みは自分で決めるしかない。
    決めるには自分で咀嚼し解釈し吟味することが必要。
    デフォルトでは世界は暗く見えてしまう。

    客商売をしていた時に、理不尽な客を見ると
    「あぁこの人は昨日お母さまが亡くなって、遺産を手に入れた人で、錯乱状態なんだな」と思うようにしていた。
    同じようなことが書かれていて笑ってしまった。
    大学は出ているが、このような考えをどこで手に入れたのだろうか?振り返ってみると、高校の時に読んでいた哲学書にルーツがあると思った。

    自ずから選び取ること。

  • 本の紹介
    我々は無意識に、つまらなくて、苛立つような人生を選んでいる。だから意識的に、「リベラル・アーツ」で得た考える方法を用いて、日常を見なければならない。


    感想
    正直なところまだフォレスが言いたいことを理解できてないかと思うので、もう一度読む。

  • 大学の卒業スピーチ登壇後3年で自死した、天才作家の卒業スピーチ。

    リベラルアーツとは何なのか?考えさせられる
    リベラルアーツ→モノの考え方、何を考えるべきかを選択する

    人は傲慢・過信・閉ざされた心という牢獄にいる
    →批判的な自意識を持つこと

    モノの考え方を学ぶ
    →①何をどう考えるかコントロールする術を学ぶ
    →②意識的に何に目を向けるか、意味を汲み取るかを選ぶ

    人は自己中心的になるよう初期設定されている

    本当の自由とは、
    視野を広く、自意識を保ち、規律を守り、努力を怠らず、他を思いやる。そんなささやかな事を毎日続ける事

    自身を啓蒙する事、それが人生の大仕事

    躁鬱病だろうが何度も自殺を試みようが、
    力(才能)があれば、
    卒業スピーチだけでなく大統領スピーチの依頼をしちゃうアメリカの度量がただただスゴイなと…
    大学の卒業生がこれを聴いて理解出来るというのもレベル高け〜と思ってしまう。

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