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- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784805110744
作品紹介・あらすじ
国家は、わずかな利益のために行動を変えるこことはない。では過去、外交上の重大な政策変更はなぜ行われたのか。その理由を求めて様々な事例を用いた数値化理論化を行い、各アクターによって「苦渋の選択」としての政策変更のメカニズムを明らかにする。2008年世界国際政治学会最優秀図書受賞。
感想・レビュー・書評
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対外政策変更に関する理論なんだけど、その他国際関係論全般に言えることを勉強させてもらった。
この理論については、民主的で高度に官僚的な国家は独裁的で官僚的でない国家よりも惰性等で対外政策の変更は起こりにくいという第一の仮説、政策が何度も失敗したか大破綻をきたすかした時に対外政策変更が起こりやすいという第二の仮説、利得と損失が同等ならば利得を得るよりも損失を回避するためにコストを負担しリスクをとるというもの。フォークランド紛争でのアルゼンチン、北方領土問題における日本、ベトナム戦争とアメリカ、対米自由貿易とカナダでの事例をみながらこの理論を試運転している。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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