- Amazon.co.jp ・本 (408ページ)
- / ISBN・EAN: 9784805209219
作品紹介・あらすじ
我々を守るはずのワクチンを恐怖の対象にしたのは誰なのか? それは、誤謬に満ちた一本のドキュメンタリーに端を発し、一本の捏造論文によって火がついた。その根拠のない恐怖は、現実の脅威となって我々の、そして子どもたちの命を危険にさらしている。アメリカで最も成功した市民運動の一つ、反ワクチン運動の歴史と真実を明らかにする。
感想・レビュー・書評
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反ワクチンの考えはどのように作られるか?
ということに興味があって読んでみた。
エビデンスの無い主張を広めるには…都合の良い専門家を引っ張ってくる!専門家の言葉には説得力があるので…
専門家の言ってることが確かなことなのか、それを見極めるのは難しいことだけど必要なことだと思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
登録番号:0142248、請求記号:493.938/O19
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ロタウィルスワクチンの開発者でもある。
先の『代替医療の光と闇』に続いて非常に分かりやすくまとまっている。
反ワクチン運動が如何に発生し、そのエビデンスのない恐怖がどのように広がって、また広げられていくのか。
米国の場合、宗教や思想による拒否が認められるために非接種者が自由を得ている現状もあるよう。
非接種が自分とその子供だけではなくコミュニティに対してリスクを与えているというのは知る必要がある。
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ワクチンを巡る議論がよくわかる名著
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これは社会学の観点で難しい本。3種混合(DTP)のうちの百日咳ワクチンの効果と副作用に関する科学的な研究と、英国を舞台にした訴訟の経緯。だが、これを一般大衆に話してもどうにもならない。専門家の集まりとして、ワクチンと副作用の関係を真摯に研究し、科学的に真実を追及してもらうのが唯一有益な未来につながる方法だろう。
ワクチン、の一言で丸めてしまっているが、インフルエンザワクチンと3種混合では効果も位置づけも全く違う。民衆が皆賢くなって受けるべきワクチンと忌避すべきワクチンを峻別せよ、とは無理筋。この本を読んで、「ああ、これで安心してワクチンを受けられる」なんて思う人がいたら相当におめでたいと思うが、いかがか?
一般に医療分野は製薬と結びついて利権化しやすい。薬害スキャンダルが後を絶たず、保険制度に胡坐をかいて医療費の増大を率先して進める人の集まりという見方もむべなるかな。反ワクチン運動を推進し医療分野を批判する勢力は、社会全体で見て決して悪い存在ではない(悪徳弁護士を除けば)。
反知性主義の歴史を知れば、この本自体が壮大なミスコミュニケーションの産物であることが理解されよう。
>ワクチンに副作用はつきものだ。
これは一市民として許容できない。現時点の科学や医学では達成できなくても、将来的に副作用ゼロの方策を実現する執念を持ってもらわねば専門家集団として価値はあるまい。専門家集団はあまねく、飛行機事故をゼロにしようとする航空業界の努力を見習うべきだ。 -
この人たちのせいでなくなった命があるかと思うと怒りに震える
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子供の時に予防注射をやったけれど、それでどうこう言うことは無かったと思います。
いつの頃からか、予防注射をすることに疑問が持たれ、
接種しない風潮になっているようですが、正しい選択なんでしょうか?
予防接種・ワクチン接種をしたことでほとんど撲滅した病気の怖さを今の世代の人は知りません。
本当に病気にかかるリスクと ワクチンの接種によるリスクが、多くの親に正しく認識されることは重要です。
全然知らない内容なので、ぜひ知りたいと読み始めたのですが・・・、
本書では、子供が病気で苦しむ話から始まったので、途中までしか読むことができませんでした。
・ ロタウィルスワクチン
参考 http://www.miyacli.com/vaccine/aboutrv.html
予防接種(ロタウィルスワクチン)について - 医療法人社団俊智会 みやたけ 』 :
2018/7/5 予約 7/15 借りて読み始める。最初の方だけ読んで中止。