清流の街がよみがえった: 地域力を結集-グラウンドワ-ク三島の挑戦 (Sym Books)

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  • 中央法規出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784805846339

感想・レビュー・書評

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  • パートナーシップの仕組みやNPO発足までの流れ、アクションまでの組織の動きなどといったような知恵を得られるだけでなく、三島を変えようとアクションを起こしてきた方々の情熱や、三島の方々の人情ドラマにも魅せられて、寝る時間も忘れてもう一気に読みました。

    三島では「グラウンドワーク研修」という、まちづくり・地域再生・環境活動関連について学べる研修会があり、生でも見てきていたのですが・・・あの景色の背景に、こんなにも努力があったのだなということをこの本を読んでより深く実感して、人々の努力が1つの形になっていくことのすばらしさに感動でき、なおかつ圧倒されました。

    これから「このまちをどうにかしたい!」「このまちの◎◎という現状をどうにかしたい!」と思った方が読むと「よし!自分もやってやろうじゃないか!」とモチベーションがあがったりもするのではないかなと思います!

  • 一行のツボ:「グランドワーク三島の活動開始のきっかけは、「水の都・三島」の水辺自然環境の危機的状態だ。」

  • 静岡県三島市のNPO法人である「グラウンドワーク三島」の事務局長、渡辺豊博氏が、現在までの活動とNPOそのものについてその意義を語った一冊です。かつて「水の都」と言われた三島の街の自然が失われつつあった時に立ち上がったグラウンドワーク三島のプロセスをたどることで、NPOが社会にどう働きかけていけるのかを知ることができます。まちづくり、環境問題、NPOの意義について知りたい方にお勧めです。

  • 三島の地域づくりに貢献した人々が100名以上登場する凄みある作品。
    まちづくりには地域の総力を持って積み上げることが必要であり、一個人、一団体がバラバラに行動していては意味がない、戦略を持ってマネジメントすることの大切さを教わりました。

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著者プロフィール

1950年生まれ。東京農工大学農学部卒業。1973年、静岡県庁に入り、2008年から都留文科大学教授。市民・NPO・企業・行政が協働して環境づくりを進める運動、グラウンドワークを日本で最初に故郷の三島市で始める。主な著書に、『英国発グラウンドワーク――「新しい公共」を実現するために』(春風社・共著)『三島のジャンボさん――ミスター・グラウンドワーク』『富士山学への招待――NPOが富士山と地域を救う』『失敗しないNPO――グラウンドワーク三島の20年とイギリスに学ぶ』(以上、春風社・単著)などがある。身長183cm、体重100kg超の巨漢から、「ジャンボさん」の愛称で親しまれ、環境保全活動の合言葉は「右手にスコップ・左手に缶ビール」。

「2016年 『先生、NPOって儲かりますか?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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