- Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
- / ISBN・EAN: 9784806135258
作品紹介・あらすじ
脳科学・認知心理学に基づいた確かなメソッド。1年に500冊読めてしかも忘れない。「31歳・読書経験ゼロ」から年500冊スピード習得を実現!究極の勉強法、公開。
感想・レビュー・書評
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腹に落ちたとともに、今までやってきた読書も間違えてなかったんだと認識。
プリペアードマインドは図書館で本を借りようとする際にイメージを作り上げていたし、既有知識の積み上げである程度速読できていたのか。わたしのTOEIC学習は目的が明確じゃないから頑張れないのもわかった。。
スキミング、ターゲット、トレーシングの読み方、ターゲットリーディングはしないけど、参考になった。よし、パラパラ読みを挑戦してみよう。
記憶の定着は、やはりブリーフィングなのね。。
63冊目読了。
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園先生のセミナーで頂いた本で、セミナーの復習です。
読書の目的を明確にする
●プリペアードマインド: 目的、報酬、推察
●プライミング: パラパラ読み、抵抗感をなくす、全体像
既有知識の量に応じて
→ スキミング・リーディング: まえがき、あとがき、目次
→ ターゲット・リーディング: 答え探し、飛ばし読み
→ トレーシング・リーディング: 通し読み、小説、文章を楽しむ
以前は、体系化されたものでも、いちいち手順を踏んでその通り真似しなくともよい、と考えていました。ビジネス書の著者だってその手順でその分野をマスターしたわけではなくて、夢中になってやっているうちに、次第に方法論が派生してきたはず。私もとにかく優先すべきは「抵抗感をなくす」ことが先決で、「出来ることをやる」ためならいきなり自己流になってしまっても構わないと思っていました。でも本当は「習慣化」できるまで徹底的にマネしてみるのも勉強のうちですよね。
仕組み化が必要なのは、本を定期的に物色、大量購入し、読破する INPUT だけでなく、書評を書くなどの OUTPUT も同様です。付箋はったりメモをとったりして、後になって探す手間を省く工夫はしているものの、どうしても読むスピードや好奇心の方が勝ってしまって「書評を書きたい本」が、あっという間にたまってしまいます。そうするとプレシャーからか、ますます後回しに。本を選び、目的・報酬を明確にし、プライミングして、読んでみて、と各段階の些細な抵抗感が積み重なると結構なタイムロスになるのです。
例えばある目的意識のもとに本を10冊購入するなら、1冊毎にプリペーアードマインドをセットすることはありません。プライミングだけなら簡単にできるので、まずは10冊まとめてプライミングしてしまい、メモでも書評でも連想ゲームでもなんでもいいからとにかくブクログで10冊分の「非公開メモ」をタブで開け、平行して書きなぐりはじめる。これを週末にやっておいて、その週の平日には1冊づつ速読してもう少し細かい理解を得、書評の文章をまとめてアップする。というのはどうでしょう。
速読を始め、速習法を試し、多読をし、書評をまとめるうちに、自分の中に頑に居座っていた「抵抗感」がどんどん無くなっていくのがわかります。仕事でも「ちょっと調べるのが面倒」と思っていたことに限ってその直後に必要になることが多かったのですが、今は何だろう?と思った次の瞬間にはもう解決法探しのまっただ中にいて、「面倒」だと思う間もなくコトが片付いていた、なんてことが毎日起こります。
まだまだ精進致しますが、現時点でそれなりに楽しんでおります。 -
記憶を定着させることについて知りたくて読書。
著者は受講した知人も複数いる元フォトリーディングの人氣講師。読ませてもらうと名称や多少の違いはあるようだが、フォトリーディングの原理を応用したものだと分かる。
速読とは呼ばず、速習と読んでいる点が興味深く、読書にとどまらず、加速度学習のメソッドとしているようだ。
今、関心があるのは、記憶の定着と情報を知識にすること。
プリペアードマインドをより意識してしっかりと設置すること。
復習、アウトプットをより効果的に行うこと。
このレビューもアウトプットの1つなので、さらに進化させて本の内容を人に話すや伝えるような手段も活用してみたいと思う。
より集中し、検定や資格試験に一発合格できるようにも応用したいと思う。
読書時間:約55分 -
「本を読む本」や「フォトリー本」を読んだ後だと物足りない内容。
目的や既有知識に合わせた目的別読書法があげられているが
どの方法をとるにしても
「目的を明確にして、それを達成するための条件を整え、達成したい欲を持ち、上手くいったイメージする」
ことが大事だと。やはり目的設定は大事だな~と再確認 -
よくある速読テクニックの集大成の本。
自分は既に実践できてたものもあった。
速読、学習効率のテクニックをわかりやすく書かれている。目的と報酬を明確にしたり、目次やパラパラ読みを繰り返し概要を把握してから通読する。人は含有知識がある方が理解力が高い。気になる所だけを詳細に読む。自身の経験と関連させて理解する。学んだ内容を書いたり話したりとアウトプットをする。復習し思い出すことで記憶が定着されるなど、様々なテクニックが書かれている。
自身も読書の中で知らず知らずのうちに実践できていた。読書だけでなく学習にも応用できる。読書や資格取得などする人は読んで参考になる。 -
## 速読は手段だ!本に応じた読み方を知ることのできる本 ##
元フォトリーディング講師が書かれた本です。
フォトリーディングの本には、「プレビュー」「フォトリーディング」「スーパーリーディング」「高速リーディング」と、複数の読み方が独特な呼び名で書かれているのですが、難解なこれらを、読む本の内容と、既有知識(すでに知っていること)の多寡で判断しましょうというのがこの本の骨子だと思います。
フォトリーディングのアイディアに対して、心理学の用語などで理論付けしているので、フォトリーディングの本を読んで漠然とした印象を持った方にも良いかもしれません。
ざっくりと本書、フォトリーディング、一般用語を関連付けるとこんな感じでしょうか。
- スキミングリーディング=プレビュー=ななめ読み
- ターゲットリーディング=スーパーリーディング=拾い読み(気になる部分だけ読む)
- トレーシングリーディング=高速リーディング=通し読み
そして、本のテーマと対する知識量によって読み方を変える理由は僕なりの解釈も含めると以下の通り。
知識が少ない場合、全体が見通せないため、通し読みでは知識の位置づけができなかったり、いつまで読まなければ行けないかがわからないことがストレスとなり挫折してしまう。
なのでまずはななめ読みでよいので、全体の概要を捉える。
ある程度知識がある場合、知っている部分は読む必要がないので、「問い」を設定しその答えを探す拾い読みで、知識を深める。
小説などストーリーを追う場合は、通し読みを行う。
また、目標と報酬を設定することで、漫然と読まないことが重要と書かれています。
後は第5章で脳科学を用いた記憶術についても書かれているのですが、こちらも有益で、この本の特色だと思います。 -
このテーマにぴったりの速習法の本。
内容はけっこうやってることが多くて、間違ってなかったと自信がついた。
特に読書記録としてつけているマインドマップ はまさにこの本の内容を反映できてた。
プラスでやりたいことは、得たい目的に応じて読み方を変えること。
スキミング、ターゲット、トレーシングを使い分けられるようになりたい。
新たな分野の知識を得たい、本を速く読みたい、読書を効率化したいと思ってる人には、かなりオススメな本です。 -
【要約】
・「もっとも高度な文明においても、読書はやはり最大の喜びである。一度その満足を知った者は、不幸の中でも、その満足を得る」哲学者 エマソン
・たくさん読まなければ、速く読めるようにはならない(既有知識が増えると、読むスピードが速くなる)→既に持っている知識の量が、学びの深さと速さを決める。
[速習法]は「3つの方法」を使い分ける「勉強法」
①スキミング・リーディング(概要把握)
→全体を広く浅く理解する読み方。
②ターゲット・リーディング(詳細把握)
→部分的に深く理解する読み方。
③トレーシング・リーディング(通読)
→読み飛ばしせず、全ページ読む読み方。
【まとめ】
速習法は、既有知識の量や目的に応じて3つの読み方を適切に使いこなす方法のこと。 -
2009年発刊の本書を、いつ買ったのか覚えていない。Amazonで買ってはいないようなので、本屋で見つけて購入したのだろう。
まず、表紙のデザインが良い。白と灰色に黄色の渦巻きのような幾何学的デザインが知的好奇心をそそる。私がジャケ買いをしただけのことはある。
しかし、内容としては駄本であった。
本書のタイトルに「速習法」とあるが「読書法」、「独習法」とした方が良い内容であった。
そして、一般的に読書には、
①知識を得るための読書
②思考を深めるための読書
の2種類があるが、本書は①に重点が置かれている。さらに、勉強法には、
・意欲
・能力
・時間
・教材
・方法
の5つの要素があるが、本書は「意欲」と「方法」の2つに言及している。
(1)意欲
マインドセットについて詳しく説明しているが、当たり前のことしか書かれていない。
(2)方法
①全体把握
②スキムリーディング
③スキャンリーディング
について、言葉を変えて説明をしているだけで得るところは少ない。
Amazonでの本書の評価は3.5。低評価と辛辣なコメントもあったが高評価もあり、この程度の内容が響く読者がいることに驚く。
しかし、これが現実である。読者の知的レベルで、適した本は変わる。そして、読者の知的レベルを見極めて、売れる本を作るのが商売である。
その意味で、私には駄作と思える本書も、人によっては傑作になることを思い出した。
本と映画とラーメンは、他人のお勧めは信用できない。